マンチェスター・シティMFサネ(中央)、グアルディオラ監督(一番右)【写真:Getty Images】

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レギュラーが保証されていないことを強調しつつも、サネの残留に自信

 マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンへの移籍の噂が絶えないドイツ代表MFレロイ・サネの残留に自信を見せている。

 「彼の特別なクオリティーは世界のどこでも見つけるのは難しい」と称賛し、チームに必要な選手であることを強調した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 サネは2016年からシティでプレー。2017-18シーズンにはPFA年間最優秀若手選手賞を受賞するなど、グアルディオラ監督の下で才能を完全に開花させた。

 昨季もプレミアリーグでは31試合に出場して10得点11アシストと文句なしの成績を残したが、先発出場21回、フル出場も11回に限られた。アルジェリア代表MFリヤド・マフレズらの加入もあってポジション争いが過熱していることから、不動のレギュラーの座を求めて移籍するのではとの噂も上がっていた。

 移籍先としてはドイツ王者バイエルンが有力候補となっているが、グアルディオラ監督はサネの才能を認めている。選手が不満を感じているならば、と移籍を容認する構えの一方、残留するだろうとの自信を見せている。

「(サネは残留するか?)イエス。クラブは昨年、彼にオファー出した。何度も言っているが、我々はここにいる選手たちにはハッピーでいてほしい。我々は彼がベストになれるように手助けするつもりだ。彼のポテンシャルも、彼のレベルも知っている。彼の特別なクオリティーは世界のどこでも見つけるのは難しい」

 グアルディオラ監督は「我々にはクオリティーがある。定期的にプレーすることが難しいことは彼も、チームのみんなも分かっている」とレギュラーが保証されていない状況は選手が一番理解しているとも強調している。

「クラブには10回も話している。選手たちにはハッピーでいてほしい。もし彼らがそう感じていないなら、彼らは移籍するだろう」

 バイエルンは引退した元オランダ代表MFアリエン・ロッベンの後継者としてサネを狙っているとも報じられているが、その才能はグアルディオラ監督も高く評価している。23歳のレフティーの動向には今後も注目だ。(Football ZONE web編集部)