日本で海外SIMが使えるグローバルSIM! 手数料ナシ、追加OKで便利すぎる

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スマートフォンの通信料金は、徐々にではあるが、安くなってきている。
そのきっかけとなったのが、格安SIMとも呼ばれるMVNOなどのサービスだ。
格安SIMであれば通信プランにもよるが、毎月500〜1,500円程度でスマートフォンを利用することも可能になった。

こうした通信料金の低下により、スマートフォンやタブレットを追加して複数台を利用する人も増えてきている。

しかし通信料金が下がったとはいえ、新規契約には3,000円(税抜き)の手数料が必要だし、MVNOの支払いにクレジットカードが必要だ。

「もう1回線を追加して使いたい」
そう思って、手間やお金が必要なことは変わらない。

そんな中、海外のSIMカードが日本で使えるサービスが増えているのをご存知だろうか。
これらはプリペイド契約のため、
・使いすぎの心配がない
・購入はコンビニ払いが可能なものもある
・PayPalで通信料金のチャージが可能なものもある

たとえばYUNYOBO Japan販売するグローバルSIMカードがある。
価格は、1,500円(税別)。
新規手数料などは無料だ。

通信料金は日本なら
・7日2GBで6ドル
・14日4GBで8ドル
(いずれも2019年12月31日までのキャンペーン価格)。

14日を2回買えば、約1か月16ドルで8GB使うことができる。
つまり約1,800円で8GBだ。
この価格は日本のMVNOとあまり変わらない。

またYUNYOBOの回線はドコモなど大手キャリアを使うため、MVNOより高速なのがメリットでもある。万が一14日間で4GBを使い切ったら追加購入すればよいので、使いすぎたときも安心だ。


海外のSIMカードなのに日本でも使える、YUNYOBOのグローバルSIMカード


ただ、この手のグローバルSIMカードは、音声通話には非対応な製品が多い。また対応していたとしても海外の電話番号が多いのがデメリット。
つまり日本国内で通話をメインで使う人には向いていない。
通話はLINEなどSNSの通話サービスを使うのが現実的だ。


とはいえグローバルSIMカードには、世界中で使えるというメリットもある。
急な出張など、海外に渡航する場合、利用中のグローバルSIMカードがそのまま使えるのだ。価格も、台湾や香港なら3日1GBで2ドル、韓国でも3日1GB3ドル。
週末の旅行や急な出張でも、500円以下で各地のデータ通信が利用できる。


日本はもちろん、海外へ行くときも自分のスマホをそのまま持っていける


さらに速度は遅くてもいいという人には、もっとお得なプランもある。
日本を含むアジア12か国で10日間、データ無制限で8ドルというプランもある。
1日あたり300MBまで高速LTE通信で、それ以降は384kbps、500MB以降は64Kbpsに落ちるが、1日の使用量が少なければこれでも十分に使える。
30日買った場合は24ドルだ。
これで「1日300MBまで高速通信」が使えるので、日本のMVNOとも大差ない。


グローバルSIMのメリットはプリペイドな点だ。
・購入時の手数料が不要
・必要な分を追加購入できる
・海外利用にも対応している

最近のスマートフォンは、2枚のSIMカードを同時利用できるDSDV対応モデルも増えているので、
・1つ目のSIMスロットに、通話ができるMVNOのSIMを装着
・2つ目のSIMスロットに。グローバルSIMを装着
こうした利用方法もいいだろう。
頻繁に海外に行く人なら、かなり便利に使えるだろう。


グローバルSIMカードの利用に向いている人の条件をまとめると、
・音声通話はほとんどせずスマホでデータ通信がメイン
・キャリアと契約せず、好きな時に回線を買って使いたい
・海外旅行や出張が多く、そのたびに海外の通信環境を手配するのが面倒

グローバルSIMカードはここ1年で種類が大幅に増えている。
今回紹介したYUNYOBO以外にも、アマゾンなどでたくさんの製品が見つけることができる。日本で使うことだけではなく、海外利用メインの人にとってもお得で使いやすいSIMカードが見つかるだろう。


グローバルSIMカードを使えば、日本でも、海外でも、契約なしで通信ができる。

そんな自由な世界になろうとしてるのだ。


執筆 山根康広