7月27日(土)スタートの『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)の記者会見に、間宮祥太朗、渡辺大知、矢本悠馬、小芝風花、堀田真由、駿河太郎、尾上寛之、浅香航大、徳永えり、寺島進が登壇した。

 

本作は、大人気漫画家・森田まさのりによる同名コミックをドラマ化。“学園の爆笑王”上妻圭右(間宮)と、元プロ芸人の転校生・辻本潤(渡辺)で結成した漫才コンビの成長を描く青春ストーリー。

 

主演の間宮は「芸人さんが本来見せたくない部分である葛藤や悩みを描いているので、漫才部分よりは人情的なところが肝になっています。漫才は毎話あって楽しめるコンテンツだと思いますが、テレビを見ているだけでは伝わらない家族や友人、コンビ間の人間模様がメインかなと」と見どころを語った。

 

渡辺は「今年で29歳になるんですけど、高校生役で。フレッシュな感じと言いますか、もがいたり、ぶつかったりする姿が痛々しくも、美しく見えるように頑張りました」と。

 

圭右の父・潔役の寺島から「お笑い芸人さんが“人を笑わせる”っていうのは、素晴らしいことだと思います。間宮よくやった!」、圭右の姉・しのぶ役の徳永からも「うちの弟は本当に面白いです!びっくりしました!」と絶賛された間宮は「ありがとうございます!」と感激。

 

また、本作の編集のため、会見を欠席した演出・劇団ひとりから「特に漫才をやった役者さんは骨の折れる作業だったと思いますが、非常に良いものが撮れました。個人的には、劇中でコンビを組んだ人たちは実際にコンビを組んでほしいです。ライブも出てほしいし、なんならM−1も挑戦してほしい。闇営業もどんどんやってもらって、コンビとして続けてほしいと思います」とコメントが寄せられると、間宮と渡辺は「すごいハードルを上げてきた!」と声をそろえた。

 

漫才コンビ「るのあーる」のボケ担当・梵を演じる浅香は「るのあーるは、あるあるネタや少しリズムネタっぽかったり、変わったネタを披露するので難しかったです。でもひとりさんの胸を借りて、面白くなくても全部ひとりさんのせいにしちゃおうと思って何とかやり切りました」と。

 

人気漫才コンビ「デジタルきんぎょ」のボケ担当・金本を演じた駿河が「ひとりさんと構成作家の方々がネタを書いてくれたのを僕らはやったので、これでウケなくても…。でも僕らは下北沢に集まって、2人で練習していました」と明かすと、間宮、渡辺が先ほどのVTRの発言とかけて「闇練や!」とツッコみ、会場を笑わせた。

 

間宮が自身のコンビの漫才について「最初はめちゃめちゃ稽古して『オフが潰れてもいいから、何度も繰り返しやっていこう』って言ってたんです。でも練習で台本を読んだら、ひとりさんが『いや、違うな。漫才の感じが出ないな〜。せりふを覚えていなくてもいいから、2人が言いたいことを言い合って漫才を楽しんでくれる?』って言われて」と語ると、渡辺も「適当にやったら『それでいいから本番まで練習しないでくれ』って。不安でしたけど、その稽古以来本番まで合わせなかったです」と続いた。

 

また、渡辺と矢本が同じ年という話題で、間宮が「まだ生まれたてみたいな顔してるよ、昨日生まれた?」と矢本をイジると、矢本が「最近娘が生まれまして…。産婦人科で自分の娘が並んでいるのを見た時、どの親から生まれた子もみんな僕に似てましたよ」と報告し、観客をざわつかせた。

 

最後に、間宮と渡辺からなる“きそばオートマティック”がドラえもんや劇団ひとりの妻・大沢あかねが登場する息の合った“アドリブ漫才”を披露し、会場を沸かせた。