3DCGアニメ映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のワールドプレミアが行われ、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎、山崎貴監督の11名が登壇した。

 

イベントは、全国57劇場、1万人に向けて生中継。主人公・リュカ役の佐藤は「このような大役を務めさせていただいて、本当に光栄に思っております。大傑作が完成しました。ゲームがすごく好きで、ゲームとともに育ってきたと言っても過言ではないぐらい、ゲームなしでは今の自分はないなって思います。完成したものを見た時に、感動しすぎて最後立てなくなりました(笑)。早くこの気持ちを共有したい」と語った。

 

リュカの幼なじみ・ビアンカ役の有村は「本当に自分でいいんだろうか、悩みました。でも、完成作を観た時に、参加させていただいて本当に良かったと心から思っております。女性も楽しめる作品になっているので、ぜひ見てください」と。

 

大富豪の娘・フローラ役の波瑠も「声の仕事は不慣れなので、不安やプレッシャーを感じていました。そして、『ドラゴンクエスト』というゲームが本当にたくさんの人に愛されているのは、プレイしていなくても知っていたので、いろんな人の思い出に残っている『ドラクエ』がそれぞれの心に残っていると思うので、壊してしまわないかという不安もありました」と胸の内を語った。

 

リュカの仲間のヘンリー王子役の坂口は「ゲームを題材にした、こんなに素晴らしい作品が出来て、それを皆さんに見ていただける。こういう世界になったんだなってあらためて感じました。この世界の中にヘンリーとして入れたのは、とてもすてきな時間でした」と振り返った。

 

魔物たちが集まるバーの店主・プサン役の安田は「声を録ったのが、結構前でして、この映画公開されないんじゃないかと思った(笑)。試写会を見た後に、ドラクエの5を買ってしまいました」と話し、会場を笑わせた。

 

全てが謎に包まれている最強の魔物・ミルドラース役の井浦は「全てが謎に包まれているので発言を封じられているんですが、子供のころから夢を与えてくれたゲームの映画に参加できたことを光栄に思っています」と。

 

リュカの母で、パパスの妻・マーサ役の賀来は「こんなにすてきできれいで勇気をもらえる創大な夢のような作品に参加させていただいて光栄に思っています。特殊な力を秘めたマーサをやらせていただいて、自分も素敵なエネルギーをいただけた気持ちです」と語った。

 

リュカの宿敵・ゲマ役の吉田は「ゲマはラスボスで注目を集めるキャラクター。世界のゲマファンの方の期待を裏切らないようにしたつもりです。寛大な目で見ていただけたらと思います。僕が『ドラゴンクエスト』をやった時にも、ゲマを倒すのに3日ぐらいかかった。思い入れも強いです」と語った。

 

ドラクエとの思い出を聞かれると、佐藤は「はぐれメタルをいかに逃げられずに倒すかに、小学校3年間ぐらいささげた。何時間もやると怒られるから、学校へ行く前の朝の時間にやっていた」と。

 

山田は「人並みにプレイしてきたという熱い思いがあります。5も、スーパーファミコン、プレステやDSに移植されるたびにやってきた」と語ると、その熱意に会場から笑いが起こった。

 

ケンドーコバヤシは「今朝もオンラインでやってきました。5はすごく思い出深い。同級生が、結婚相手を選ぶのにケンカしてた」と。

 

井浦が「5は、楽しいとしか覚えていなくて。初期のドラクエの復活の呪文ミスが一番の思い出」と語ると、吉田も「俺も」と同意。「レベルを上げていくほど長くなるけど、当時は携帯電話とかがないから、ノートにえんぴつで書き写していたんですけど、どこかで間違えてるんですよ」と井浦が悔しそうに明かすと、吉田も「50文字くらいが出てくるんだけど、セーブするのに必要だったんだよな。誰も伝わってないよ(笑)」とジェネレーションギャップに驚いていた。

 

また、有村が「一緒に冒険している感じなので、思いをかき立てられるところは、一緒に熱くなれる」、波瑠が「エンドロールを見てほしい」と注目ポイントを挙げた。

 

最後に佐藤は「この物語の主人公はあなたです。この夏最大の冒険をぜひ楽しんでください」と締めくくった。