都内初のドルビーシネマは丸の内ピカデリー、『ジョーカー』上映で10月オープン
都内初のドルビーシネマが、有楽町マリオンの『丸の内ピカデリー』にこの秋オープンします。

Dolby Cinemaはツイン4Kプロジェクターによる高輝度・高コントラストなDolby Vision HDR映像と、天井や壁面に多数のスピーカーを配したDolby Atmos立体音響に加え、劇場内のシートや空間デザインまで最適化したドルビー印の高付加価値シアター。

ドルビーと提携する松竹マルチプレックスシアターズは2018年、日本初のドルビーシネマをMOVIXさいたまにオープンしていました。東京都内では、10月4日オープンの丸の内ピカデリーが初となります。

Netflixなど見放題サブスクリプション制の映像サービスで映画の視聴がこれまでになく手軽になり、4K HDR対応の大画面テレビも普及価格になる一方で、映画館はIMAXや4D、Atmosや極爆など、その劇場でしかできない高付加価値な体験を訴求しています。

Dolby Cinemaはそうしたプレミアムなシネマ体験のドルビー版。音響のDolby Atmosは多くの劇場で採用されていますが、映像のドルビービジョンと、スクリーン全体の空間設計までも最適化したドルビーシネマは日本ではまだ数えるほどしかありません。

特に劇場版のドルビービジョンはデュアルレーザープロジェクターにより明るいことが大きな特徴。片目ごとに半分の光を通す方式の3D上映では原理的に暗くなり、何だかぼんやり見にくくなることもありますが、ドルビーシネマでは一般的なシアター用プロジェクターよりも鮮明な映像で楽しめます。

丸の内ピカデリーのドルビーシネマのオープニング作品は、ホアキン・フェニックスの『ジョーカー』になる予定。

松竹マルチプレックスシアターズのMOVIXさいたまと、10月4日オープン予定の丸の内ピカデリーのほかは、この冬に名古屋のミッドランドスクエアシネマにオープン予定。ほかT・ジョイ系の梅田ブルク7、T・ジョイ博多が国内のドルビーシネマです。