中澤裕子は「めちゃめちゃ怖かった」と矢口真里

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モーニング娘。OGの矢口真里、飯田圭織、保田圭と現役メンバーが7月10日放送のフジテレビ系バラエティ番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に出演した。「モー娘。同窓会SP!20年間の歴史&今に密着」をテーマにモーニング娘。デビュー時からブレイクまでやOGの密着VTRを観ながらのスタジオトークで構成され、モーニング娘。’19はトリで『LOVEマシーン』をパフォーマンスした。現役メンバーの見せ場が少ないのは残念だったものの、初代リーダー“中澤姐さん”こと中澤裕子の現在の姿が見られたことは収穫と言えるだろう。そして2児の母になった今だからこそ言えるのか、中澤裕子がモー娘。当時を振り返り「自分は勘違いをしていた」「本当にごめんなさい」と謝罪の言葉とともに告白した。

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1997年9月14日に中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、福田明日香の5人からなる「モーニング娘。」が誕生した。1998年1月28日にシングル『モーニングコーヒー』でメジャーデビューを果たし、4月7日からテレビドラマ『太陽娘と海』で初主演を務めるなど順調に滑り出す。

そんななか同年5月3日放送の『ASAYAN』で矢口真里、保田圭、市井紗耶香が2期メンバーとして加入することが発表されたのである。当時はまだ途中から新メンバーが加わることは異例で、初期メンバーにも驚きの出来事だった。

『梅ズバ』では当時、1期と2期の8人がジャケット写真の撮影で初めて一緒に仕事した時の映像を流した。中澤裕子に声をかけられた矢口真里の表情が固まってガチガチなのが分かる。

スタジオではそのVTRを見て矢口が「もう、めちゃめちゃ怖かったですね」と振り返れば、保田も「裕ちゃんは7つ上で、関西弁を話すので私たちは聞きなれないだけに怖く感じた」と思い出す。

そんな2人の言葉に10期メンバーでサブリーダーの石田亜佑美(22)が反応、ひな壇の後列から身を乗り出すように「矢口さんとかのこういう表情を見てるので、自分が先輩になる時は後輩に優しくしようってそこで学びました」と話して笑わせた。

2001年4月15日にモー娘。を卒業した中澤裕子。ソロで活動するなか、2012年にIT関連企業社長と結婚して今では6歳の娘と4歳の息子を持つママとなる。夫の仕事の都合もあって5年前に福岡に移住しており、今や福岡のテレビ局を中心に7本もレギュラー番組を持つ売れっ子なのだ。

テレビ西日本の情報番組『ももち浜ストア』に出演する彼女に密着すると、生放送本番中やその後の反省会でも「姐さん」と呼ばれて親しまれ、コメントは的確でスタッフへの気遣いもある「優しい」キャラに変貌を遂げていた。

『梅ズバ』スタッフがモー娘。時代について聞くと、中澤は「昔はバカみたいにとがってて、『何とがってんの?』と当時の私に言ってやりたいぐらいの勘違いぶりでしたね。この年でこの環境にならなかったら気が付かなかったかも」「昔の映像を見たら顔が怖い。昔は皆に我慢をしてもらっていたような気がします『本当にごめんね』っていう感じ」と申し訳なさそうにしていた。

彼女は6月19日で46歳になったが、一足早く6月9日に福岡で『中澤裕子バースデーライブ2019〜よーきんしゃったね!〜』を開催しておりその映像も紹介された。

ソロステージで『恋愛レボリューション21』、『ハッピーサマーウェディング』、『LOVEマシーン』などモーニング娘。のヒット曲を6曲ノリノリで歌い踊る姿に、矢口真里たちは「裕ちゃん踊っちゃってる!」「1人で踊ってんだ!」「いいね〜」と笑顔で見入った。

ライブ会場には全国からファン160人が集まり、ファン歴17年の男性は「神様ですね。拝みに来てるようなもの」、ファン歴20年の女性は「丸くなった、優しくなったなって思う」「福岡で大活躍してくれているのはファンにとっては一番嬉しい」という。

デビュー時は緊張してガチガチだった矢口真里が、最近の中澤裕子について「私たちにも剣山みたいにとがっていた人が、まん丸の球体になった。結婚してドンドンかどがとれていった」と話しており、変化を感じていたようだ。

ステージで奮闘する“中澤姐さん”の姿に、石田亜佑美をはじめ現役メンバーたちも「モーニング娘。魂」を見たことだろう。そうした気概を継承することで「モーニング娘。」としてさらなる進化に期待したい。

画像2、3枚目は『モーニング娘。’19 12期 2019年7月10日付オフィシャルブログ「フジテレビさん「梅沢富美男のズバッと聞きます!」♪*゚」』『中澤裕子 2019年6月17日付オフィシャルブログ「嬉しい!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)