自由韓国党の尹相現議員(資料写真)=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国国会外交統一委員会の委員長を務める最大野党・自由韓国党の尹相現(ユン・サンヒョン)議員は15日、日本の対韓輸出規制強化が戦略物資などの輸出統制に関する国際的な取り決め「ワッセナー協定」を悪用したものとして、同協定の議長と事務局長に電子メールと書簡を送ったと伝えた。

 尹氏がこの日出した報道資料によると、尹氏は同協定の事務局に対し「日本政府が韓国に報復的な輸出規制措置を取り、ワッセナー協定の規定を悪用したことは、体制の評判と対外的信頼に否定的な影響を与える可能性がある」と指摘した。

 また「日本政府は今回の措置の背景に輸出管理の上で韓国に違反事例があったとしているが、内容についてはいかなる根拠も提示していない」とし、韓国はワッセナー協定参加国が認めているように輸出統制体制の模範国であり、国際社会の評価は今後も変わらないと強調したという。

 日本の安倍晋三首相は3日に日本記者クラブで開かれた党首討論で対韓国輸出規制と関連し、ワッセナー協定のもと、義務を守らない国に優遇措置は取れないと主張した。