[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年7月2日の放送では、「フサスグリ」という果物について紹介していました。

フサスグリは、宮城県栗原市花山地区でわずかに栽培されている、さわやかな酸味が特徴の果実です。ヨーロッパ原産で、こちらの地区では昭和50年代から地域づくりの一環として栽培が始まりました。現在は2人の生産者が約300本を栽培していて、農産物としての栽培は県内では花山地区だけだそうです。

艶があり真っ赤な色をしているのが特徴で、ジャムや果実酒、ケーキのデコレーションなどとして利用されています。


これがフサスグリ(WikimediaCommonsより、Lukas Rieblingさん撮影)

収穫体験ツアーも

先日、フサスグリの収穫体験ツアーが行われました。

こちらのツアーは栗原農業改良普及センターが開催したもので、フサスグリをPRしようと去年に続き2回目の開催となりました。

枝に実った果実をはさみで切り取る作業を体験。多くの人はフサスグリの実を実際に見るのは初めてで、その艶やかさに驚いていました。実が柔らかく繊細なため、手で採ると潰してしまう恐れがあることから、はさみで丁寧に枝から切り取っていくそうです。

フサスグリはポリフェノールが多く含まれているので、健康志向が強い現代のニーズにあった果実だそう。

新たな特産品として売り出していきたいということで、すでに「道の駅 路田里はなやま」ではご当地ソフト「ふさすぐりソフトクリーム」や「ふさすぐりジャム」などが購入できるそうです。

今後お菓子店などにもPRして知名度を広げ、地域の活性化に繋げていきたいと話していました。

(ライター:rin.)