「貯蓄」と「投資」はあくまで二刀流、賢い生活設計術

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「家計のやりくりに困って相談にくる方には、共通の行動パターンがあります。ついやりすぎてしまう、周りの情報に振り回されやすい、結果を急ぎがち、この3つに心当たりのある人は要注意です」

そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万5,000人以上の家計を見てきた中で、お金が貯まる人、貯まらない人の習慣に一定の傾向があることに気づいたという。

「お金が貯まらない人は、やる、やらないの差が極端でバランス感覚がない場合が多いんです。不要な保険を見直すとなったら全部解約してしまったり、知識のないままいきなり新しいものに飛びついたり。仮想通貨はそのいい例で、すぐに儲かりそうだからと、よくわからないままリスクの高い投資に手を出し、結果、損をしてしまいがち」(横山さん・以下同)

いっぽう、お金が貯まる人は長期的な目で自分に合う節約、貯蓄法を見極め、臨機応変にお金の使い方を決める。自分の中にブレない軸があるので、周りの情報に惑わされることもない。

「自分は違うと思っている人ほど、意外とNGな行動パターンを繰り返しているものです」

そこで、あなたも“ざんねん”な習慣にハマっていないかチェック! “ざんねん”な生活設計は、どっち!?

■資産運用

<長期的な視点でコツコツとつみたてNISAを購入する> or <「億り人」に乗り遅れまいと仮想通貨を購入した>

“ざんねん”なのは<「億り人」に乗り遅れまいと仮想通貨を購入した>。価格高騰で億単位の資産を手に入れた“億り人”が注目された仮想通貨。すぐに儲かりそうだと手を出して、その後の暴落で痛手を負ったという話は多い。

「自分だってやらなければ損だとばかりに、投資商品の特性を理解せずに始めるのは危険です。すぐにお金を増やしたい気持ちはわかりますが、短期投資は素人にはギャンブル。NISAなどで、少額でもコツコツ増やすのが正解です」

■老後の資金計画

<生活資金を手元に残しながら堅実に運用する> or <高利回りの商品にあり金を全部つぎ込む>

“ざんねん”なのは<高利回りの商品にあり金を全部つぎ込む>。超高齢社会を迎え、「2,000万円」どころか、「1億円の老後資金が必要」などと高利回りの投資を勧める資産運用会社が増えているという。

「こうした金額を真に受け、家計に余裕がないのにハイリスクな金融商品に手を出すのはあまりにも危険です。投資を始めるなら将来必要な額を試算し、当面の生活に心配ないだけの生活費を貯めてからにしましょう」

心配性で真面目な人ほど要注意!