堅実女子の皆さんは、普段自転車に乗っていますか?

最近は東京23区や首都圏を中心に、自転車のシェアリングサービスも拡大中です。特に東京都では来年のオリンピック開幕に向け、自転車の積極活動を推進。渋滞緩和や温室効果ガスの削減など、自転車にはさまざまなメリットがあります。

なぜ自転車で遠くまで?その行動に特別な意味はなかった!?

ところで、皆さんはこれまでどのくらい自転車で遠くへ行ったことがありますか?自転車移動が日常生活のメインだった学生時代など、誰でも一度や二度は「自転車で行けるところまで行く」といったチャレンジをしたことがあるのではないでしょうか?

「au損害保険株式会社」では全国の男女2,000人を対象に、自転車の長距離移動に関する調査を行なっています。人は一体どのくらいの距離を、自転車で移動しているのでしょうか?その結果は次の通りとなりました。

100キロ以上自転車で移動した人は4.1%。最高距離はどのくらいなのでしょうか?

圧倒的に多いのは「約20キロ以下」ですが、20キロ以上自転車で走った経験がある人も23%いました。ちなみに20キロの距離とは、例えば東京駅から神奈川県川崎または、千葉県の船橋くらい。さらに100キロは東京駅から栃木県宇都宮、または静岡県の沼津あたりとなります。20キロでもかなりの距離ですが、100キロ走ったことがある人がいることも驚きです。

ところで、なぜ自転車でそんな長距離走る必要があったのでしょうか?同調査では自転車で20キロ以上の移動を経験したことがある人に、なぜ自転車で行ったのか理由を調査。結果は次の通りとなりました。

自転車で20キロ以上の長距離移動をした理由

1位 それ以外の選択肢を考えたこともなかった……33.7%

2位 お金がかからないから……33.0%

3位 その他の理由……30.3%

4位 車がなかったから……18.0%

5位 近いと思ったから

自転車で20キロ以上の長距離移動をした理由の第1位は「それ以外の選択肢を考えたこともなかった」。つまり20キロ以上を自転車移動することに、特別な意味はないと考える人が思いのほか多いようです。ちなみに回答ごとに最も割合の高い世代を見てみると「それ以外の選択肢を考えたこともなかった」は60代(38.1%)、「お金が掛からないから」は16歳〜29歳(42.7%)が該当しているそう。60代、恐るべしです。

自転車で20キロ以上の移動をしている人の半数はママチャリを使用!

とはいえあらかじめ長距離ツーリングを想定しているロードバイクなどを使えば、20キロ以上の移動でもそれほど苦ではないかもしれません。では実際乗っているのは、どんな自転車なのでしょうか?そこで、20キロ以上の移動をした人の「乗っていた自転車の種類」を調査。結果は次の通りとなりました。

どこまでも走れそうな「電動アシスト付き自転車」で長距離移動している人は3.4%。充電の問題も大きい?

なんと、一番多かったのは「シティサイクル」(53.6%)。いわゆるママチャリも含む、街乗り用の自転車を利用する人が多いことが判明しました。ちなみに100キロ以上の自転車移動経験者に限定すると、やはり「ロードバイク」が50.0%で1位だそう。しかしそれに続くのはやはり「シティサイクル(ママチャリ等)」で、17.1%となっています。人は思いのほか、ママチャリで長距離移動をしていたのです。

では、なぜママチャリで長距離移動してしまうのでしょうか?それは同調査に寄せられたエピソードを見ると、事情が垣間見えます。

「中学の時、転校した女の子にもう一度会いたいというので複数の友達と一緒に大阪吹田市から兵庫県川西市まで行った。ただし、アポなしで行ったため会えなかった」(関東・63歳男性)

「彼氏と往復30キロほど、動物園までデートしてきました」(北海道・41歳女性)

「メイド喫茶に行くのにお金を浮かせるため、自宅から大阪・日本橋のメイド喫茶まで」(近畿・26歳男性)

これらのエピソードに共通するのは、居ても立っても居られないほど夢中になれる対象があること。だからこそママチャリでも、がむしゃらに長距離移動をしてしまうのではないかと考えられます。もしかするとママチャリの長距離移動は、青春の証なのかもしれません。

若い頃のママチャリ長距離移動は、青春の1ページ?

【調査概要】

調査主体:au損害保険株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
対象者:調査地域に居住している自転車利用者
対象地域:日本全国
回答者数:2,000人(北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の8地域に250人ずつ配置)
実施時期:2019年3月20日〜2019年3月25日