7月14日が誕生日の『フレンズ』ベテラン監督!満を持しての長編映画デビューは感動作『僕のワンダフル・ジャーニー』

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もしも、かつて愛した犬や猫が、自分にもう一度会うために、生まれ変わってきてくれたなら――。何度も生まれ変わる犬のベイリーと運命の再会を果たした飼い主イーサンが紡ぐ極上のラブストーリーで、日本でもスマッシュヒットを飛ばした映画『僕のワンダフル・ライフ』(2017)から2年。待望の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が、9月13日(金)より公開となるが、その監督を務めたゲイル・マンキューソについて紹介しよう。

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7月14日が61回目の誕生日となるマンキューソ監督は、ドラマファンにとって実はおなじみの存在。長編映画デビューは最近だが、1990年代から約30年にわたり、100作以上のドラマでメガホンを取ってきたベテラン監督なのだ。特に『フレンズ』では手掛けたエピソード数がトップ5に入る重鎮であり、女性監督ではナンバー1。「身仕度は大騒ぎ!」(シーズン3第2話)、「ロスのナンパ必勝テク」(シーズン5第19話)といった特に人気の高いものを含む計14話を担当している。

それ以外にも、『フレンズ』のスピンオフ『Joey ジョーイ』のほか、『サブリナ』『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』『マイネーム・イズ・アール』『ザ・ミドル 〜中流家族のフツーの幸せ』『scrubs 〜恋のお騒がせ病棟』『30 ROCK/サーティー・ロック』『クーガータウン』『ギルモア・ガールズ』『コミ・カレ!!』『モダン・ファミリー』『CHUCK/チャック』『フアン家のアメリカ開拓記』『アンブレイカブル・キミー・シュミット』などなど、コメディを中心に多くの作品に関わってきた。2013年、2014年に2年連続でエミー賞の監督賞に輝いているように、その実力は折り紙付きだ。

『HACHI 約束の犬』などで知られる前作の監督ラッセ・ハルストレムからバトンを託されたマンキューソ。最愛の飼い主からその大切な孫娘へと世代を超えて、愛犬がつなぐ家族の絆を描くこの続編は、少女から大人の女性への成長物語としての側面も持ち合わせており、「娘と母親の関係は、息子と親との関係とは異なるもの」と単独の作品として成り立つ映画を目指した製作陣によって、涙と温かな笑いを届けるにふさわしい監督として、「コメディとヒューマンドラマの名手」と名高い彼女が起用されたという。

マンキューソは「前作の大ファンだから、続編を監督できるチャンスを与えられて本当に幸運だった。私自身も犬を5匹飼っているし、動物がとにかく大好きなの」と、愛犬家としての運命的なデビュー作に喜ぶ。一人の女性の人生に焦点が当てられた物語にも興味を引かれたそうで、「CJというキャラクターに引かれたの。彼女が愛犬とともに大人へと成長する過程こそが、この映画の原動力。私自身も母親だから、子育てや女性としての人生という要素については、自分の体験を作品に生かすことができたと思うわ」と自信をのぞかせる。

前作に引き続き愛犬ベイリーの最愛の飼い主イーサンを演じるデニス・クエイドもマンキューソを称賛。「彼女は本作に独特の魔法をもたらしてくれた。素晴らしいコメディの才能がある。前作よりもかなり笑えると思うよ」と話している。

前作において、50年間で3回生まれ変わり、最愛の飼い主イーサンとの再会を果たした犬のベイリー。本作で"犬生"が終わりを迎え、再びイーサンに別れを告げようとしたベイリーに「孫娘のCJを守ってほしい」という新たな使命が与えられる。イーサンやその妻ハンナとうまくいかなくなったグロリアが、突然CJを連れて出て行ってしまったのだ。少女から大人へと成長するまでの揺れる人生に寄り添うため、再び何度も生まれ変わり、CJの幸せのために奮闘するベイリー。今、ベイリーの新たな、そして素晴らしい旅が始まる!

ただの続編にとどまらない、マンキューソが吹き込んだ新風と化学変化にも注目の『僕のワンダフル・ジャーニー』は、9月13日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『僕のワンダフル・ジャーニー』
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