先頭打者本塁打を放った阪神・近本

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◆ 地元・兵庫県の出身、両親の前で魅せた

 阪神の近本光司選手は13日、甲子園で行われている『マイナビオールスターゲーム2019』の第2戦に「1番・中堅」で先発出場。初回、先頭の第1打席で左中間に球宴初安打となる本塁打を放った。

 近本は2018年のドラフト1位で阪神に加入した24歳の外野手。即戦力外野手の評判に違わぬ活躍で1年目からレギュラーの座を掴むと、オールスターにも1年目からファン投票で選出。12球団で唯一ルーキーとして夢舞台への切符を掴んだ。

 東京ドームで行われた第1戦では、代走として出場して盗塁をひとつマーク。打席では投ゴロに倒れて初安打はお預けとなったものの、持ち味の脚力を発揮。そして迎えた第2戦、自身にとっての地元でもある兵庫県、所属する阪神の本拠地である甲子園でセ・リーグのトップバッターに抜擢されると、最初の打席から期待に応えて見せる。

 1ストライクからの2球目、パ・リーグ先発の山岡泰輔(オリックス)が投じた147キロの速球を逆らわずに弾き返すと、高々と舞い上がった打球はそのまま左中間スタンド最前列に着弾。なんとびっくり、オールスター初安打が先頭打者本塁打になった。

 「最初はフライかなと思ったんですけど、入ってくれてよかったです」と満面の笑みを見せた近本。地元でのオールスターで両親も観戦に来ているなかでの活躍を喜びつつ、「1本出たので、次はしっかりと走っていきたいと思います」と最後まで笑顔で語った。

◆ ミラクル2者連続!

 連敗ストップに向けて好スタートを切ったセ・リーグ。2回に再び球場を沸かせたのも阪神勢だった。

 前日の第1戦で9回二死から代打本塁打を放ち、ひと振りで敢闘選手賞を受賞した原口文仁が2回の先頭で登場。大腸がんを克服して夢舞台に戻ってきた男に球場中が割れんばかりの歓声で包まれたなか、パ・リーグの2番手・高橋光成(西武)が投じた146キロの速球をフルスイング。鋭い打球はあっという間にレフトスタンドに突き刺さった。

 前日の劇的な一発に続き、日をまたいでの“2打席連続”の本塁打。球場中が再び大歓声に包まれたなか、興奮冷めやらぬなかで打席に入った梅野隆太郎も初球を叩き、なんとこれも左中間スタンドへ。一巡でスタメン出場した阪神勢全員に本塁打が飛び出すという最高の展開に、雨の中での観戦を強いられているお客さんも大喜び。歓声と拍手の手が止まらなかった。