パイレーツ戦に先発したダルビッシュ

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○ カブス 4 − 3 パイレーツ ●

<現地時間7月12日 リグリー・フィールド>

 カブスのダルビッシュ有投手は現地時間12日(日本時間13日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に先発登板。6回を投げて被安打2、与四球1、8奪三振で無失点の好投を見せたが、4月以来の勝利はまたしてもつかなかった。

 この日は初回から2つの三振を奪う好スタートを切ると、2回も2三振、3回も1三振で3イニング・9人斬りのパーフェクトピッチングを披露。4回も2つの三振を奪って三者凡退に仕留め、5回に初安打を浴びるも動じることなくスコアボードにゼロを並べていく。

 しかし、打線がパイレーツ先発のクリス・アーチャーを相手に大苦戦。ダルビッシュに負けじと無失点投球を続け、5回終了時点で0−0という息詰まる投手戦となった。

 6回、ダルビッシュは安打と四球でピンチを招くも、ここは強打者のマルテを内野フライに仕留めて無失点。6回もゼロを刻む。

 するとその裏、ベンチはダルビッシュの打順で代打を投入。攻めの姿勢を見せるも得点にはつながらず、ダルビッシュは6回までで降板。2安打・無失点という素晴らしい投球を見せたが、現地4月27日以来となる白星はつかなかった。

 それでもチームは7回にブライアントが一発を放って均衡を破ると、先制点を皮切りに打線にスイッチが入り、アーチャーをマウンドから引きずり下ろすことに成功。2番手のフェリスから2点をもぎ取り、一気に3−0と主導権を握る。

 8回にストロップが3ランを被弾して一時は試合が振り出しに戻ったが、今度はその裏にヘイワードが適時打を放ってすぐさま勝ち越し。1点のリードをキンブレルが守り、カブスが勝利を収めた。