エンゼルス、亡き友に捧ぐノーヒッターリレー 打線も13得点で大勝

写真拡大

○ エンゼルス 13 − 0 マリナーズ ●

<現地時間7月12日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスは現地時間12日(日本時間13日)に本拠地で迎えた後半戦の開幕戦に大勝。初回から猛威を振るった打線が13安打で13得点を挙げれば、投げてはテーラー・コールとフェリックス・ペーニャのリレーでマリナーズ打線をシャットアウト。2人で“ノーヒットノーランリレー”を完成させた。

 この日は先日27歳の若さでこの世を去ったタイラー・スカッグスの追悼試合として行われ、エンゼルスの選手たちは全員が背番号45のユニフォームを着てプレー。勝利を届けたいという想いは大きな力となって、グラウンド上の選手たちを後押しする。

 まずは初回、デービッド・フレッチャーが幸先よく安打を放つと、つづくマイク・トラウトがセンターへ一発。いきなり2点を先制すると、大谷翔平とジャスティン・アップトンにも安打が飛び出し、なんとプレイボールから4者連続の安打。その後はアンドレルトン・シモンズとダスティン・ガルノーが適時打を放ち、極めつけは2度目の打席となったトラウトが適時二塁打を放って計7得点。スタートから大量リードを奪う。

 その後も打線は攻撃の手を緩めることなく、2回にも2点を追加すると、5回にはまたもトラウトが適時二塁打。6回にも1点を加え、7回にはアップトンの2ランでさらに2点。打ちも打ったり13安打で13得点を奪った。

 そして投げては先発したコールが2回を2奪三振でパーフェクトピッチングを見せると、3回から登板したペーニャは残りの7イニングを一人で担当。81球を投げて与四球1、無安打・6奪三振の無失点という快投で見事に試合を締めくくった。

 「3番・指名打者」で先発出場した大谷も初回の第1打席で安打を放ち、これが8試合連続の安打。この日は4打数1安打・1四球という結果で、打率は.302となった。