「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」新作が開幕

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「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」新作が開幕
許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 前編」のゲネプロが、東京公演の会場となるTOKYO DOME CITY HALLで行われ、越前リョーマ役の阿久津仁愛(あくつ・にちか)、手塚国光役の青木 瞭、幸村精市役の立石俊樹、真田弦一郎役の田鶴翔吾、白石蔵ノ介役の増子敦貴がゲネプロ終了後に囲み取材に応じた。

本シリーズは、「週刊少年ジャンプ」に連載されていた人気漫画が原作で、通算公演数1700回以上、累計動員数270万人を突破する人気作。「3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 前編」は、全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会を制した青学が、全国大会決勝戦の舞台で、“全国頂点の座”をかけて立海と火花を散らす。

東京公演の初日を迎え、意気込みを問われた阿久津は「今年もテニミュの夏がやってきました! 去年はとにかくきつい公演でしたが、今回は初参加のキャストがいない、みんなが経験者だからこそ、熱量と向上心を持って全62公演という長丁場を全力で駆け抜けたいと思います」と熱く宣言。一方の青木は「『一丸となって立ち向かう』ということを、青学のみんなの目標としています」と話し、立石も「毎公演ベストを尽くして、常に上を目指して、熱い戦いをお届けできたら」と意欲満々。田鶴は「立海はゴールを決めずに62公演走りきろうと決めています」と誓い、増子は「白熱した様子を、四天宝寺らしいやり方でお届けしていきたいと思います」と熱弁をふるった。

今作もさまざまなドラマが待ち受けており、見どころを問うと「手塚と真田がすさまじい死闘を繰り広げる」(青木)、「今回は幸村が完全復活した」(立石)、「それぞれのチームの人間的な関係性も見ていただければ」(田鶴)、「四天宝寺の日替わりネタ」(増子)と止まらない。リョーマが記憶喪失になるという衝撃の展開もあり、阿久津は「今までのリョーマが見れるのは冒頭と回想シーンだけ」と明かすと、「記憶を失っている時の表情や表現は、まだまだ追求できると思うので、毎公演研究していきたい」と説明した。

全62公演の“ドラマ”ははじまったばかり。青木は「『夏=テニミュ』にしたい」と前のめりで語り、立石は「皆さんと熱い夏にしたいので、劇場でお待ちしております」とニッコリ。田鶴は「すごく熱い試合を目の当たりにできると思います」と太鼓判を押し、増子は「一緒に汗をかいて、熱い夏を過ごしましょう!」とアピール。“座長”阿久津も、「令和初のテニミュです」と表情を引き締めると、「ひとりひとりにドラマがあり、前編ですが、見どころいっぱいです。全62公演よろしくお願いします!」と熱く呼びかけた。

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 前編」は東京公演が7月11〜21日、大阪公演が大阪メルパルクホールで7月26日〜8月12日、愛知公演が豊田市民文化会館大ホールで8月17、18日、福岡公演がアルモニーサンク北九州ソレイユホールで8月31日、9月1日、宮城公演が多賀城市民会館大ホールで9月7、8日、東京凱旋公演が9月19〜29日に上演。大千秋楽公演の模様は日本、香港、台湾でライブビューイング上映される。