修徳vs多摩大目黒

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修徳、小刻みに点を追加し、主砲・横手の高校通算25号が飛び出しコールド勝ち!

 前日、1回戦勝利を決めた修徳。突出とした選手はいないものの、チャンスの場面では確実にミートして加点して、そして二死から粘り強い守備で簡単に得点を与えない守備が盤石な強さを生んでいる。

 1回裏、4番横手大路(3年)の適時三塁打で1点を先制。しかし多摩大目黒も2回表に押し出しで同点に追いつくと、2回裏には一死満塁のチャンスから1番佐野空(2年)適時打で2点を勝ち越す。さらに3回裏にも二死三塁から7番八十原 大輝(3年)のレフトへの適時二塁打、8番林泰成(3年)の適時打で5対1と突き放す。

 1回戦の都立淵江戦でも継投を見せたように、この試合も継投リレー。先発の高橋歩(3年)は110キロ台の直球を手元で動かしながら打たせて取る投球で5回を投げて1失点、そして2番手から長柄壮佑(2年)は125キロ前後のストレート、スライダーをコンビネーションにする右投手。7回裏に1点を失ったが、後続を抑える。

 そして7回裏、横手がカーブをとらえて本塁打を放つ。横手は「前の打席はカーブで打ち取られていたので、狙い通りに打つことができました」 これで高校通算25本塁打目。今年に入ってから10本以上の本塁打を打っている。この冬はウエイトトレーニングをみっちり行った。ベンチプレスでは100キロを持ち上げることができる。横手の打撃を見ると、対応力の高さが光る。肩幅ほどスタンスをとってレベルスイングでボールをとらえ、広角に打ち分ける。対応力の高さは「軸足」がポイントだ。

「軸足にしっかりと体重を乗せることを意識しています。そうしないと体が開きますし、ボールの見え方にもかなり変わってきます。大会前は不調でしたので、開きと軸足を意識しながら、修正をしたので、ホームランにつながったと思います」 自分の打撃のチェックポイントを持っている選手は強い。3回戦では二松学舎大附と対戦。好左腕・海老原 凪との対戦が予想される。「わくわくしています。左投手もどちらかというと得意ですし、組み合わせが決まってから二松学舎大附を標準に合わせてやってきたので自信をもってやっていきます」

 修徳自慢の4番は二松学舎大附の好投手を攻略し、ノーシードからの逆襲を目指す。

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■開催期間:2019年7月7日〜7月27日(予定)■2019年 第101回 全国高等学校野球選手権 東東京大会(三回戦まで)■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会】■展望コラム【東東京大会展望】二松学舎大附の夏三連覇を阻むチームは現るか?東東京大会を徹底解剖!