野村氏、若松氏らが参加  ヤクルトOB戦の4回、打席に立つ野村克也氏(中央)と(左から)真中、川崎、古田、池山の各氏=神宮

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◆ 78年初優勝、90年代黄金期のメンバーが集結

 スワローズファンにはたまらない一夜となった――。11日、神宮球場でヤクルト球団設立50周年を記念したOB戦『Swallows DREAM GAME』が開催された。

 若松勉氏が監督、小川淳司現監督がヘッドコーチを務めたチームには、1978年に初優勝した当時のエース・松岡弘氏ら懐かしの面々が顔を揃えた。

 野村克也氏が監督を務め、古田敦也氏がヘッドコーチを務めたチームには、通算304本塁打を誇る“ブンブン丸”池山隆寛氏ら90年代の黄金期を支えたメンバーが集った。

◆ 大勢のファンに感激の野村監督と古田氏

 「長い野球人生で、ヤクルトスワローズには足を向けて眠れない」と話した84歳の野村監督。4回には自ら打席に立ち、バットを振ったが、最終的には「申告敬遠」という形に終わった。

 かつての三冠王は「打ちたかった。バーンと…センターオーバーのホームランを」と熱く語ったが、このサプライズを“プロデュース”した古田氏は「最初は(打席に)立つだけだと言っていたけど、バットも構えてくれて振りましたからね」と“恩師”である野村監督の姿を感慨深げに振り返った。

 この日、神宮のスタンドは360度、レジェンドたちによる祭典を心待ちにしていた燕党で埋まった。現在、ヤクルトはセ・リーグ最下位に沈んでいるが、野村監督は「一日でも早く最下位を脱出してほしい」と願う。そして、「最下位なんてけしからん」と古巣への叱咤激励も忘れていない。

 最後は「なかなかこれだけ集められないよ。改めて野球ファンの多さにびっくりした。本当に日本人って野球が好きなんだね」と、雨の中集まった大勢のファンに感激した様子だった。

 古田氏は「これだけお客さんが入って喜んでいただけたら、また5年後・10年後やるんじゃないですか」と語り、「そのときに向けて調整します」と笑顔で振り返った。

▼ Swallows DREAM GAME

GOLDEN 90's 3−6 Swallows LEGENDS

▼ Swallows LEGENDSスタメン

1(中)福地

2(遊)宮本慎

3(三)岩村

4(一)杉浦

5(右)ガイエル

6(捕)大矢

7(左)小川

8(二)田中

9(投)松岡弘

▼ GOLDEN 90’sスタメン

1(中)飯田

2(右)真中

3(捕)古田

4(遊)池山

5(左)荒井

6(一)佐藤

7(三)土橋

8(二)笘篠

9(投)岡林

取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)