ロッテ・二木康太(C)KYODO NEWS IMAGES

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◆ チームトップの6勝

 「開幕ローテーションに入れなかったところから今年は始まった。ファームから一軍に上がって、そこから良いとは言えないですが、最低限というか一軍のローテーションを回れました」

 ロッテの二木康太は、このように前半戦を振り返った。前半戦は、チームトップの90回、6勝、8QS、86奪三振の成績を残した。

 なかでも素晴らしかったのが、登板した14試合全てで、5イニング以上投げていること。特に5月10日のソフトバンク戦から5月31日の西武戦にかけて、4試合連続でQSをクリアし、7イニング以上投げた。

 「去年まではメンタルというか、うまく切り替えられずにゲームを壊してしまうことが多かった。しょうがないところはしょうがないと、うまく割り切って投げられているのかなと思います」

 「できないことをやろうとしても無理なので、ホームラン1本打たれても次のバッターはしっかり抑えよう。毎回ゼロで抑えるというのも、さすがに無理なので、仕方ないことは仕方ないと思って切り替えて次のバッターと意識しています」。

 マウンド上での考え方を改めたことで、気持ちが切り替えられるようになり、長いイニングを投げられるようになった。

 また、5月3日のオリックス戦からは、カード頭の先発を任されている。各球団のエース級の投手と投げ合う中でも、長いイニングを投げて先発の役割を果たす二木。

 チーム内における立場も上がったようにも見えるが、自覚が芽生えてきたのかと問うと二木は「自覚はわからないですけど、カード頭を投げさせてもらって、なんとか長いイニングを投げたいという思いがあります」と胸の内を明かした。

 二木は12日と13日に行われる『マイナビオールスターゲーム2019』に監督選抜で選出され、2年ぶり2度目のオールスターに出場する。「学ぶというよりは、貴重な経験を楽しんで投げられるようにしたいですね」と意気込んだ。

 先発ローテーションの軸として期待された涌井秀章、石川歩、ボルシンガーが苦しむ中で、前半戦はエース級の働きを見せた。オールスター明けも前半戦のような投球を見せれば、自身初となる2桁勝利、2年ぶりの規定投球回到達、さらにはチームのAクラス入りも見えてくる。

▼ 二木康太の投球回数と自責点

4月 6日 6回 自責点2(vsソフトバンク)

4月12日 5回1/3 自責点4(vs日本ハム)

4月18日 5回 自責点2(vsソフトバンク)

4月25日 6回 自責点4(vs西武)

5月 3日 5回2/3 自責点3(vsオリックス)

5月10日 7回 自責点1 (vsソフトバンク)

5月17日 7回 自責点0(vs楽天)

5月24日 7回 自責点3(vsソフトバンク)

5月31日 7回 自責点3(vs西武)

6月 7日 5回 自責点4(vs巨人)

6月14日 8回1/3 自責点3(vs中日)

6月21日 7回 自責点3(vsヤクルト)

6月28日 5回2/3 自責点1(vs楽天)

7月 5日 8回 自責点1(vs西武)

取材・文=岩下雄太