カレーライスチェーン店「ココ壱番屋」がインドに進出するという。はたして本場で受け入れてもらえるかどうか。インドのカレーは小麦粉を使わず、野菜をベースにさまざまなスパイスで作るサラサラのカレーだ。

すでに、アジアを中心に世界12の国と地域に180店舗を展開してきた経験から、インドでも「とろりとした日本式カレーライスで、米も現地のインディカ米を使わず日本からジャポニカ米を持ち込み勝負をかける」という。

肉食べない食のタブーの壁

日本在住のインド女性に「ココ壱番屋」のベジタリアン向けカレーライスを試食してもらうと、「味はインドと同じ。野菜の味がとってもすごい」と高評価だった。

しかし、インドは牛肉を食べないヒンドゥー教徒が人口の8割、豚肉などその他の動物の肉も食べないベジタリアンが4割と言われる。「食文化としては保守的なインドで、大衆の心を掴むのは難しいですよ。インドで成功したインド資本のすし屋が、日本に進出してきたら成功するかというのと、逆の意味でちょっと似ています」(坂口孝則・経営コンサルタント)

日本テレビ解説委員の下川美奈「(インドは)ベジタリアンが4割とはいえ、6割の人は豚肉や鶏肉など肉を食べるかもしれないし、食物には厳しくないキリスト教徒も1割はいると言われています。1割なら日本の人口に匹敵するわけで、(成功の)可能性はインドでもあると思いますけどね」