高知県の製紙会社・望月製紙株式会社が販売する1個500円の高級トイレットペーパー「うさぎ」が大きな話題を呼んでいる。きっかけは5月31日に放送されたフジテレビ系の「さんまのまんまSP」に登場したことで、番組内で商品名が出なかったにもかかわらず、放送から約3時間で注文が殺到した。

高級トイレットペーパー「うさぎ」は、1枚や、2枚重ねの商品が多い中、通常よりも薄い紙を3枚重ねて、ふっくら柔らかに仕上げられており、真っ白で厚みのあるふんわり感が魅力だという。ウサギの立ち姿がデザインされた箱入りセットも可愛らしく、贈り物にしても喜ばれる。ゴルフ大会の景品や誕生日プレゼントにと買い求める人も多いようだ。

有名人にも、明石家さんまさんをはじめ、俳優のムロツヨシさん、マツコデラックスさん、嵐の松本潤さん、ヒカキンさんなど多数の愛用者を持つ。

番組放送以来、ひっきりなしに注文が入る状態だったため、すぐに同社の製造限界(1日約300個)を超えて予約受付を中止。その後、7月10日に販売を再開しているが3時間で8000個以上の注文が入り、再び売り切れ状態となっている。現在は、人も製造ラインもフル稼働して販売再開の準備中だ。


ウサギの立ち姿がデザインされた箱入りセット(4個2500円)

同社は1966年創業以来、トイレットペーパーを中心とした家庭紙を製造。2000年ごろからは紙の柔らかさを追求した高級路線のトイレットペーパーに力を入れており、皇室献上最高級トイレットペーパー「羽美翔」なども手掛ける。今回話題となった「うさぎ」も「柔らかさには自信がある。試してみてほしい」(同社森沢良水社長の妻で常務の雅代さん談)とのこと。早期の発売再開に期待したい。

望月製紙株式会社
URL:https://www.fuwafuwa-roll.com/
2019/07/11