ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(右)とパートナーのクラーク・ゲイフォードさん(2018年1月19日撮影、資料写真)。(c)Diego OPATOWSKI / AFP

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【AFP=時事】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相の飼いネコで、2017年に交通事故で死んだ雌ネコのパドルズ(Paddles)について、首相の自宅の近所に住む男性が10日、私道から車をバックさせていた際にパドルズを誤ってひき殺してしまったと告白した。

「ファーストキャット」だったパドルズは、同首相が就任した直後の2017年11月に交通事故で死んだ。だが事故の全体像が公表されることはなく、誰がパドルズを殺したのかについて関心が集まっていた。

 パドルズはアーダーン首相一家の一員として人気を博し、パドルズの名前で開設されたツイッターアカウント「@FirstCatofNZ」のフォロワーは1万1000人を超える。

 多指症だったパドルズの前足には、親指のような指がさらに1本ずつあった。アーダーン首相がドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と電話会談した際には、テーブルに飛び乗って邪魔をしたこともあった。

 クリス(Chris)という名前のみ特定されている、アーダーン首相の隣人の男性はニュースサイト「stuff.co.nz」に対し、オークランド(Auckland)の自宅で昼休みを取り、車で急いで職場に戻ろうとした際、バックしていた車の行く手にパドルスが飛び込んだと語った。

 男性は「最初はショッキングだった。(パドルスの)バックグラウンドを知っていたし、ソーシャルメディア上でも存在感を持ち、多指症だったことも知っていたので、本当にひどい気分だった」「ジャシンダさんと(パートナーの)クラーク(・ゲイフォード、Clarke Gayford)さんにとって、パドルズは当時、愛する『子ども』であり、私はひどくショックを受けた」と述べた。

 男性は完全に逃れることもできたが、首相一家に対して面と向かって自身がやったことを話したところ、アーダーン首相は理解を示した。

 さらに、男性の子どもたちはアーダーン首相宛てにお悔やみの手紙を書き、父親を刑務所に送らないようお願いしたという。

 男性が事故についてこの件を初めて公表すると、パドルズのツイッターアカウントには1年超ぶりの投稿があり、男性の話がリツイートされるとともに「あなたを許します」とのツイートがあった。

【翻訳編集】AFPBB News