兄の咲太郎(岡田将生)は新会社を設立すると言い出した。「亀山蘭子(鈴木杏樹)が、何度か漫画映画にあわせて吹き替えで声をやっているのを見て、これだって思ったんだ」

亀山蘭子は咲太郎が所属する劇団の看板役者である。

咲太郎がかあちゃんと呼ぶおでん屋「風車」の女将、亜矢美は「今までにない、新しい会社だけど、大丈夫かい?」

咲太郎「大丈夫だって。あれだけ亀山蘭子がスターになっているんだから。これが成功すれば、なつとも仕事ができるようになるしな」

漫画映画の声を担当する声優の会社

なつ「具体的には、どんな会社にするの」

咲太郎は「声優プロダクション」について語り始めた。「声優と漫画映画をつなげる会社にしようと思う。声優のプロダクションだ」

なつ「声優のプロダクションって、新しい分野だから、厳しかったり大変じゃない?」

咲太郎「誰もやってないことが価値があるんだ。可能性にかけてみる。これから、どんどん漫画映画の声をする人を集めていくんだ」

こうして、咲太郎は声優プロダクションを立ち上げた。そして、雪次郎(山田裕貴)とレミ子(藤本沙紀)にも協力してほしいと風車に呼ぶ。

咲太郎「これからは、舞台やテレビだけでなく、漫画映画の吹き替えという声優の仕事が絶対に増える。お前たちにも手伝ってほしいんだ」

雪次郎「漫画映画の声優って、これまで考えたことがなかった。でも、今後は可能性がありそうですね」

季節がめぐり、制作の期限が間近となった初夏、東洋映画では夏たちが勧めている短編アニメーションのストーリーがなかなかまとまらずにいた。(NHK総合あさ8時)