21日投開票の参院選で、産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話での調査(6、7日)に取材を加味した新潟選挙区(改選数1)の中盤情勢は、野党統一候補で無所属新人の打越さく良氏(51)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、自民党現職の塚田一郎氏(55)=公明推薦=を大きくリードしている。

 道路整備をめぐる塚田氏の「忖度(そんたく)発言」の影響で、与党支持層の一部が打越氏に流れている。

 打越氏は野党4党の支持層を固め、無党派層にも浸透。自民、公明両党支持層の一部も取り込んでいる。忖度発言に加え、老後資産の不足を指摘した金融庁金融審議会の報告書への批判が追い風となっている。

 選対幹部は「追い上げられており、引き締めが必要」と強調。大票田の新潟市で大規模集会を計画するほか、各地で開く集会もフル活用し、最後まで緊張感を持って臨むとしている。

 逆風にさらされる中、3選を目指す塚田氏は100以上ある県内の党地域支部の集会を回り、信頼回復に努める。安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉(すがよしひで)官房長官らが来県。選対幹部は「厳しい選挙区を落とさないと党が考えている現れだ」と力を込める。

 今後、インターネットを通じて若年層に投票を呼びかけるなど無党派層の取り込みを狙う構えだ。

 「NHKから国民を守る党」の新人、小島糾史(ただふみ)氏(43)は若年層の支持を得ているが、伸び悩んでいる。