シンガーソングライターの折坂悠太が、7月8日(月)よりスタートする新“月9”ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系、毎週月曜21:00〜)の主題歌を担当することがわかった。

折坂悠太は鳥取県出身、ロシアやイランに住んでいた経歴を持つ異色のシンガーソングライター。昨年リリースされたアルバム『平成』では、平成元年生まれの彼ならではの、極私的な感性で゙時代を切り取り、宇多田ヒカル、三浦大知、岸田繁(くるり)、後藤正文(ASIAN KUNG-FUGENERATION)、今泉力哉、最果タヒをはじめとするクリエイターの面々から絶賛をもって迎えられ、2018年を代表する作品としてCDショップ大賞を受賞するに至った。

今回、「監察医 朝顔」の主題歌を担当することになった決め手は、何よりも、一聴すれば忘れることのできない折坂の唯一無二の歌声にあった。倍音がかったように太く、ダイナミズムを感じさせる歌声は、どこか昔から親しんでいたような懐かしさがあり、異国情緒も溢れる新鮮な響きも併せ持っている。老若男女に等しく、強く訴えかけるような普遍性を持つ折坂の歌声が、主題歌担当に抜擢された理由だ。

東日本大震災後、母の不在と向き合う父と娘の生活を描き、何より「死」という重いテーマを扱う本作において、折坂の歌声は朴訥としていながら、力強くも優しく、作品の世界観に限りなく寄り添ったものとなっている。

主題歌『朝顔』では、ピアノの伴奏から始まり、折坂のぽつりぽつりと語りかけるような歌い出しから、ストリングスの演奏が加わって、ゆるやかに感情の起伏を駆け上がっていくようなダイナミックなサビのメロディーが印象的。サビで何度も繰り返し歌われる「願う」という歌詞、ドラマのエンディングにこの曲を聴いて晴れやかな気持ちになってもらいたいという折坂の願いが込められた楽曲となっている。

<折坂悠太 コメント>
もの言わぬ人の想いを汲み取り、代弁し、暗い夜の先に、ひとすじ光を見出す。主人公・朝顔の「監察医」という仕事は、「歌手」として生きる自分とも重なります。このドラマを見た人がただ、朝に始まる明日を愛せるように。物語の登場人物たちの歩む道が、僕や、大切なあの人と交差しますように。そう願って歌います。

<プロデューサー金城綾香 コメント>
折坂さんの『平成』という歌を聴かせて頂いたとき、独特の伸びやかな歌声と懐かしい印象がありながらも、聞いたことのない新しさを感じました。新旧織り交じる折坂さんの楽曲を、元号が変わった今だからこそ、ぜひ主題歌にお迎えして、このドラマを健やかなものにしていただきたいと思い、お願いさせていただきました。

<主演・上野樹里 コメント>
まず、タイトルが『朝顔』という役名と同じである事に感動しました。歌の中では、現在・過去・未来と描かれているようですが、朝顔の家族が思い浮かぶだけではなく、死という別れを乗り越えて生きている人々にも、聴いてほしいなと思いました。改めて太陽と共に咲く朝顔の花のように、辛い事がたくさんあっても明るく前向きに生きている主人公の姿を、この素晴らしい主題歌と共に皆様の元へ届けていけたらと思います。元号が変わって時代が変化していく中で、新しいサウンドであり懐かしさも感じる折坂さんの楽曲と歌声は、まさにこの『監察医朝顔』のドラマに相応しいと思いました。

■『監察医 朝顔』
フジテレビ系、7月8日スタート 毎週月曜21:00〜
出演:
上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎、戸次重幸、   
平岩紙、石田ひかり 
制作:フジテレビ