イージス配備予定地で問題に一言も触れず(C)日刊ゲンダイ

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 自民党きっての人寄せパンダの小泉進次郎衆院議員がまた、選挙戦の争点隠しに走り回っている。

安倍政権が企む“年金改悪”のゴールは「80歳」での支給開始

 参院選が公示された4日、進次郎氏が入ったのは秋田県。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の調査ミスなどを巡り、アベ自民に逆風が吹き荒れる激戦区だ。

 進次郎氏は2期目を目指す中泉松司候補とイージス配備予定地の秋田市、大仙市、横手市を回って街頭でマイクを握ったが、イージス問題には一言も触れずじまい。記者が「なぜイージスに触れないのか」と2度ブツけても、無言を押し通した。進次郎氏は辺野古新基地移設が争点だった昨年2月の名護市長選に2回、同年9月の沖縄県知事選に3回応援に入ったが、いずれも辺野古の「へ」の字も口にしなかった。進次郎氏は行く先々で、争点隠しに汗をかいている。

 一方で、演説で大半の時間を割いたのが、金融庁報告書で火がついた年金問題だ。年金不安の原因は制度の理解不足だと強調。「中泉氏と一緒に党内で年金改革プランを練っている」とアピールし、年金改革法案を通すには参院で与党の過半数維持が必須と訴えた。そのプランの肝は、現行で上限70歳の支給開始年齢の引き上げ。年金受給を先延ばし、体が動く限り、自ら食いぶちを稼げというものだ。進次郎氏の口八丁手八丁にだまされてはいけない。

(取材協力=ジャーナリスト・横田一)