九州の大雨は峠を越えたようだが、そんなときでも、福岡県筑紫野市の住宅地に隣接する斜面が、地肌をむき出しにしたたまま5年間も放置されている。今回の大雨で崩れてもおかしくない状態で、住民の不安はつのる。

斜面は高さ10メートルを超す。その下に民家7世帯が接し、窓の外はすぐに崖だ。大丸剛司リポーターは「土砂崩れしたようにむき出しです。大きな亀裂も走っています」と報告する。ブロック塀が倒れた跡や、雨が流れた筋がいくつもあった。住民は「気づいたときはこんなになっていた」「雨が降ると気持ちが休まらない」と話す。

筑紫野市役所は「民地なので介入できない」と傍観

もともとは樹木が茂っていた。2014年に不動産業者から住民に山を削って住宅を建てるという連絡があり、作業が始まった。しかし、住民が求めても、青写真もスケジュールも「ない」と見せようとせず、住民説明会も開かれず、契約書もない。山を削った後は整備がいっこうに進んでいない。

不動産会社は「宅地開発ではなく、土砂災害を防ぐために削った。地盤は強いから危険はない」と主張する。土地の所有権はこの不動産会社が持ち、「工事は完了した」としている。

筑紫野市危機管理課は「安全ということはないが、民地同士のため、介入できない」と傍観している。住民は「役所が放置することにも怒り心頭です」と、警察への被害届も検討している。

司会の国分太一「事故が起きてからでは遅いですよ」

堀尾正明キャスター「削りすぎで、あまりに危ない。役所が杓子定規なことを言っていると、命にかかわります」

死者が出ないと、この市役所は動かないつもりだ。