栃木県大田原市の住宅街に隣接する雑木林でサギが大繁殖し、住民が悲鳴をあげている。きのう3日(2019年7月)にドローンを飛ばしてみたところ、緑の木々に白いサギがひしめきあってとまっており、巣の中には卵も確認できた。

「昨年(2018年)より範囲が広がっているようです」と齋藤寿幸リポーターが伝える。近くに住む男性も「数的には昨年の2倍ぐらいになっている」と話している。

近隣住民は「夜中の2時から3時の間に1羽が鳴くと、ガーッと300羽が鳴きはじめ、窓を閉めても眠れなかったです」と困り顔だ。雑木林から約5キロ離れた養魚場に毎日のように魚を取りにきて、被害額は年間100万円以上にのぼるという。関根禎行代表は「死活問題です。経費のあまりかからない対策があればいいのですが」と話している。

東京・浜離宮では枝ごと巣を移転

この雑木林にサギが巣をつくるようになったのは、9年ほど前から。春にやってきて、集団で繁殖地をつくり、秋には分散して越冬する。大田原市は鳥の嫌がる音の発生装置の音量を大きくするなど改良したほか、鳥獣忌避剤を散布したが、目立った効果はないようだ。

繁殖した野生のサギを追い払うことに成功した例もある。東京・浜離宮恩賜庭園は巣を枝ごと回収し、約2キロ離れたお台場に移した。近くにサギの模型を置くなど、移り住みやすい環境を整えたところ、サギは引っ越していったという。

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「天敵がいないからでしょうね。どうしたらいいのかなあ」

高木美保(タレント)「野生の生き物への対策は、1つの自治体だけでは限界があります。大群を分散する方法を広域的に考えないと、1つの場所でいなくなっても次に移り住んでしまうので、根本的な解決にはならないと思います」

住宅地や都会はエサも多く、天敵がいないので、サギにとっても暮らしやすいんだろうなあ。