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 全国の10代〜70代の男女3,278名を対象に6月7日〜11日にインターネット上でアンケートを実施したNTTコム リサーチが、第8回「映画館での映画鑑賞」に関する調査結果を発表。直近1年以内(2018年5月〜2019年5月)に映画館で映画鑑賞をした人は全体の40.3%で、5年ぶりに40%を上回った。

 2012年から実施されている本アンケート調査。2015年からは直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人が全体の40%以下という結果が続いていたが、今年の調査では2014年(41.5%)以来、5年ぶりに40%台に回復した。しかしながら、映画館以外での映画鑑賞は減っており、全ての視聴形態を含めた映画鑑賞率は過去最低の70%を記録。自宅での鑑賞機会が減少したと思われる。

 映画館鑑賞率を性年代別で比較すると女性10代の鑑賞率が最も高く、前回の65.8%からさらに数字をのばし、今回は71.2%を記録。初の70%超えとなった。男性も一番鑑賞率が高いのは52.0%で10代。この年代は男女ともに他年代と比べて友人・知人と鑑賞する割合が高いが、男性10代のなかでは1人鑑賞が42.4%と最も多いのに対して、女性10代は友人・知人との鑑賞が50.3%と圧倒的に多く、1人鑑賞は21.4%。男女間で鑑賞形態に差がみられた。

 また、昨年は『カメラを止めるな!』『ボヘミアン・ラプソディ』など口コミでのヒットというケースが目立つ一年であったが、口コミ発信率は男性よりも女性が高く、女性10代は口コミ発信率も最も高いという結果に。一方、口コミを見てから映画を観に行く「口コミ接触率」は男性20代が特に高かった。

 今年6月には大手シネコンの一部で映画鑑賞料金の値上げが始まったが、調査では映画館鑑賞者のうち100円の値上げで鑑賞頻度が「減る」とした人は29.7%、「減らない(変わらない)」とした人が70.3%だった。さらに、普段利用している映画館を「変えない」が56.4%、「変える」が43.6%という結果に。映画鑑賞頻度よりは、劇場選択への影響が大きいようだ。(編集部・吉田唯)