現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場

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「ヨコハマトリエンナーレ2020『アフターグロウ(AFTERGLOW) ー 光の破片をつかまえる』」が、2020年7月17日(金)から10月11日(日)まで、横浜美術館およびプロット48(みなとみらい21中央地区48街区)、日本郵船歴史博物館にて開催される。

“光の破片”を捉えて

3年に1度開催される現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」。今回は、長年にわたって世界で活躍するインドの3人組アーティスト集団「ラクス・メディア・コレクティヴ」がアーティスティック・ディレクターを務める。日本で初めて作品を発表するアーティストはもちろん、本展のために制作される新作やプロジェクトが多数集結し、刺激的な最先端の現代アートを一度に楽しめる機会となっている。

今回タイトルに掲げた“アフターグロウ”──残光とは、わたしたちが日々知らずのうちに触れている、宇宙誕生の瞬間に放たれた光の“破片”のことだ。

太古の昔に生まれたエネルギーが創造の糧となって、今に宿る。それと同じように「ヨコハマトリエンナーレ2020」は、多様なレベルでの破壊/毒、そして回復/治癒のなかで人間の営みが行われてきたと捉え、“毒”を排除するのではなく、いかにしてそれと共存するのかという問いを共有し、考えてゆく展覧会となる。

思考の源泉“ソース”を起点にキュレーションした65組のアーティスト

「ヨコハマトリエンナーレ2020」では、作品の“テーマ”ではなく思考の源泉となる“ソース”を起点にキュレーション。「独学」「発光」「友情」「ケア」「毒性」といった5つのソースから導き出されるキーワードに応答する、65組のアーティストによる作品が展示される。

約半数が日本を含むアジア圏から、約4分の1が中東、中南米、アフリカから出展しており、非欧米圏のアーティストが多数出展している。また、レボハング・ハンイェなど、約半数が1980年代以降に生まれた若手作家である点も特徴的だ。

リアルなイメージのなかに違和感を誘う作品を手掛ける佐藤雅晴、自らの“生”を確かめるべく、裸体に絵具を纏う姿を写真やパフォーマンスで発表する新宅加奈子、ニューヨークとベルリンを拠点に活動するアントン・ヴィドクルらの名が連なる。

さらに、鉱物が起こす化学反応を視覚的なイメージとして提示するイシャム・ベラダ、ジェンダーや文化的アイデンティティへの関心を、ユーモラスな表現へと移し変えるニルバー・ギュレシ、大型のソフト・スカルプチャーやインスタレーションを通して、身体や欲望が産業デザインから受ける影響を探るエヴァ・ファブレガスをはじめ、日本での作品発表が初となるアーティストも多数参加する。

対話を広げるイベント「エピソード」も展開

なお「ヨコハマトリエンナーレ2020」は 通常の展覧会に加えて、2019年11月より横浜などで開催される「エピソード(Episōdo)」と呼ばれるイベントとの2部構成となる。考える出発点“ソース”を共有するための「ソースブック」と名付けた書物を加え、対話を誘う場を提供し、世界に対する認識を広げることを目指している。「エピソード」は、展覧会の会期前後の時期に、横浜以外の場所も視野に入れてプログラムを開催予定。プログラム詳細は後日発表される。

詳細

ヨコハマトリエンナーレ2020
会期:2020年7月17日(金)〜10月11日(日)
開場時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
休場日:木曜日(ただし7月23日(木)、8月13日(木)、10月8日はのぞく)
会場:横浜美術館、プロット48(みなとみらい21中央地区48街区)、日本郵船歴史博物館
料金:一般 2,000円、大学生・専門学校生 1,200円、高校生 800円、中学生以下 無料
※チケットは日時指定の予約制。
※会期中の金曜・土曜と会期最終日の10月11日(日)は20:00まで開場。
※10月2日(金)、10月3日(土)、10月8日(木)、10月9日(金)、10月10日(土)は21:00まで開場。

<会場情報>
・横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
・プロット48
神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1
・日本郵船歴史博物館
神奈川県横浜市中区海岸通3-9

【問い合わせ先】
横浜トリエンナーレ組織委員会事務局
TEL : 045-663-7232 (平日 10:00〜18:00)
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