(左から)ももいろクローバーZの“かなこ”こと百田夏菜子、声優・鈴村健一さん、“れに”こと高城れに、番組ナビゲーターの清野茂樹



「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」は好奇心を刺激する“知識”と、日曜夕方を彩る“音楽”をあわせ持った家族で楽しめる『知識+音楽のハイブリッドプログラム』。
毎週ゲストをお迎えして、より音楽が色濃くなって、家族でドライブに行きたくなるような1時間をお届けいたします。

6月30日(日)の放送では、声優・鈴村健一さんをゲストにお迎えして、「声」「表現力」が素晴らしい名曲を紹介していただきました。
(ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」2019年6月30日(日)放送より)



1曲目はMr.Childrenの「CENTER OF UNIVERSE」

鈴村:やっぱり、桜井さんの声がスゴイっていうのは間違いなくあって、しっとりと始まって上がっていくんでよね。後半は早口言葉みたいな、すごい歌詞の羅列があったり、行ったり来たりするんですけど。

そのパワフルさとか全部詰まっている楽曲で“声の使い方どうなってるのかな?”っていう楽曲なんですよ。

かなこ:うんうん。

鈴村:歌詞の内容としても“自分らしいとは何か?”っていう「CENTER OF UNIVERSE」なので“自分こそ世界の中心でいいんだよ、自分らしくいて良い”ということを歌っているんです。

その肯定感とか、ちょっと皮肉めいて歌ってる感じとかが、歌声にちゃんとのっているんですよね。皮肉が強くて、ドキッとする歌詞だったりするんですけど、この声によって柔らかくなっていたりするんですよ。エンターテイメントしてるっていうのは、すごいことだなと思いますね。

かなこ:人の声とか気になるんですか?

鈴村:普通の人よりは気になりますね。「いい声ですね」とか「変わった声ですね」とか、普通の人の観点と違うところで見る時はあります。

れに:私たちの声はどうですか?



鈴村:2人ともね、すごく面白い声なんですよ。高城さんはハスキーで、めちゃくちゃ良いラインの声で、声優の場合ってハスキーボイスが武器になるんですよ。奥にハスキーがあるというか。

かなこ:低音得意だもんね。

鈴村:倍音気味にハスキーが聴こえてくる感じがすごく良い感じの声ですね。

れに:自分じゃ気付かないから嬉しい! 新たな発見、ありがとうございます!

かなこ:今度、れにちゃんのハスキーな部分探しながら歌ってみよう(笑)。



◆2曲目はBEGINの「島人ぬ宝」

鈴村:曲が始まった瞬間に“沖縄行きたい!”ってなるんですよ、すごくないですか? 歌を聴いているだけで情景が浮かびますよね。

かなこ:一気に癒されるムードに入りますよね〜。

鈴村:楽曲のメロディラインが沖縄のサウンドというのはあるんですけど、声がそれを感じさせるというか、沖縄の包容力とかを感じさせる。これはすごいことだと思います。

れに:うんうん!

鈴村:声優をやっていると、僕らって、台本を渡されて台詞があって、そういうものを丁寧に通りながらシーンというものがあって。

作品というバックボーンがあって、初めて泣いてもらえるんですよ。いろんなことをやらないと泣かせられない、台詞ひとつで泣かせるのって役者としては至難の技なんですよ。

音楽って、イントロ聴いて、この声を聴くだけで一気に何かをイメージさせたり、泣かせたり、感動させたり、笑わせたりとか色んなことができる。声の仕事をしていて、いつも“音楽には敵わないな”と思います。

かなこ:そうなんですね〜。



鈴村:自分が音楽活動を始めたのも、そういうことを知りたかったり、そういう渦中にいたいなと思ったりしたからです。声を聴くだけで沖縄が浮かぶとかって、すごいことだなって思います。

かなこ・れに:勉強になる〜〜〜!!

清野:普通に聴いていましたけど、これはすごく難しいことをやっているって事ですよね。

鈴村:音楽ってすごいんですよね。



◆3曲目はQUEENの「KillerQueen」

鈴村:この楽曲はすごいですよね、常識が無いというか外れちゃってる感じ。歌手の方って、やっぱり歌手の歌い方っていうのがあって。僕も発声の勉強とかしますけど、音楽的に声を出すやり方っていうと、お芝居で使う声の出し方と違うんですよ。
“歌はこういう風に歌うと声が枯れない”とか“ピッチが安定する”っていう、ものの支えがあるんですけど。それをどうやって使い方を分けながら、台詞に変えていくかっていうトレーニングをボイストレーニングでやるんですけど。
この歌を聴いていると、どこまでが歌手なのか、どこまでが演劇なのか、分からなくなってくるんですよ。



かなこ:台詞なのか、歌なのか。

鈴村:時代を超えて、改めて聴いて思います。声優っていう観点から見ても、こういうことをやろうと思ってること自体がすごいなと思います。しかも、あの時代にこれをやっていますから。

QUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見たら思いましたけど“何が新しいか”とか“何が今までと違うか”ということにチャレンジしてたと思うんですけど。こういうことを意図的にやっていたというのも、すごいなと思うんですよね。

かなこ:曲を見る視点も全然違いますね。

れに:それを踏まえた上で、もう1回「ボヘミアン・ラプソディ」を見てみたくなりましたよね。

清野:やっぱり、表現力というのは幅なんですよね。

鈴村:そうですね。いろんな幅があるので“声優はこうやるべきだ”みたいなものが、もっと無くなっちゃえばいいなって僕は思いますね。
意外な声の人が出てきてもいいし、逆に「この一色しか出ません」っていう人が出てきてもいいし(笑)。

これから表現は広がっていく可能性があるので“声優ってこうじゃないの?”っていうことを外れた時に、中にいる人間もそうだし、見てくれてる人も“これもありだね”って思ってもらえるような表現ができてくるような世界になってほしいですね。
若い子たちに、そういうことを目標に頑張ってほしいなと思って伝えています。






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聴取期限 2019年7月8日(月)AM 4:59 まで

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〈番組概要〉
番組名:ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週日曜 16:00〜16:55
パーソナリティ:ももいろクローバーZ、清野茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/clover/