イニエスタ&ビジャ2発など神戸が乱打戦制し5戦無敗! シミッチCB起用の名古屋は6戦未勝利《J1》

写真拡大

明治安田生命J1リーグ第17節のヴィッセル神戸vs名古屋グランパスが30日にノエビアスタジアム神戸で行われ、5-3で神戸が勝利した。

前節終了時点でここまで5勝3分け8敗で13位につける神戸(勝ち点18)と、7勝4分け5敗で7位に位置する名古屋(勝ち点25)が激突した。前節の大分トリニータ戦を2-2で引き分け、4戦無敗をキープしている神戸は、その一戦から先発メンバーを3人変更。セルジ・サンペール、三田、小川に代えて、アンドレス・イニエスタ、古橋、郷家を起用した。

一方、前節の清水エスパルス戦を1-2で敗れて、5試合勝利がない名古屋は、その清水戦から先発メンバーを2人変更した。丸山と吉田に代えて、和泉とミッドウィークのYBCルヴァンカップで負傷から復帰したエドゥアルド・ネットを起用。さらに、4バックの左CBにジョアン・シミッチを配置する試みに出た。

後半戦の巻き返しへ勢いを加速させていきたい神戸と、前半戦ラストマッチを勝利で締めくくり悪い流れを断ち切りたい名古屋の一戦。試合は序盤から2分に神戸の古橋が、5分には名古屋のジョーがそれぞれ強烈なシュートでゴールを脅かすなど、互いに攻勢を仕掛ける展開に。

すると名古屋は10分、左サイドからのパスをバイタルエリアで受けた長谷川が縦パスを送り、ジョーのワンタッチパスに反応した前田がボックス内からゴールネットを揺らす。しかし、前田のオフサイドがとられてしまい、ゴールは認められない。

あわや失点かと思われた神戸だが、時間の経過と共にアンドレス・イニエスタとなり、ボールを保持し始める。20分、中盤でボールを持った古橋がドリブルで仕掛けて右サイドに預ける。これを西がダイレクトでゴール前にパスを送ると、GKランゲラックが弾いて混戦に。しかし、名古屋の身体を張ったディフェンスに防がれてしまう。

攻勢を強める神戸に対し、名古屋は26分にCB起用されたジョアン・シミッチが古橋を止めるなど会場を沸かせた。しかし、元スペイン代表FWには通用しなかった。27分、初瀬のスルーパスに抜け出したダビド・ビジャが並走したジョアン・シミッチを軽やかな上体フェイントで翻弄。そのままタイミングを外して、ボックス左から右足でゴール右に突き刺した。

神戸の先制点でスコアが動くと、両者の攻防は激しさを増す。すると追いつきたい名古屋は37分、前田が粘りボックス右深い位置からクロス。中央のジョーが右足でのヒールシュートを試みたが、ミートしきれない。

1-0の神戸リードで試合を折り返すと、球際での激しさが強まる。そんな中、名古屋が58分に同点に追いつく。敵陣中央でボールを持ったエドゥアルド・ネットが鋭い縦パスを供給。これを長谷川がスルーし、ボールがボックス内のジョーに渡ると、ボックス左に落としたボールを和泉が左足を振り抜いてゴール左下隅に突き刺した。

追いつかれた神戸。しかし、スペイン時間20日に第四子となる次男が誕生した男が勝ち越しゴールを奪う。62分、初瀬の左サイドからのクロスはGKランゲラックに弾かれる。だが、ボックス手前でこれを拾ったアンドレス・イニエスタがワントラップから右足を振り抜いて、ミドルシュートをゴール左に突き刺した。

勝ち越しを許した名古屋は65分、前田に代えて相馬を投入。すると66分、ボックス左手前からその相馬がミドルシュート。これは相手DFに阻まれたが、ブロックしたボールがそのままゴール前に転がると、GKキム・スンギュと初瀬がお見合い。ボールが落ちたところを宮原が見逃さず、プッシュしてゴールに流し込んだ。

再び追いつかれた神戸だったが、スコアの動きは止まらず。69分、アンドレス・イニエスタがボックス左手前でのキープからボックス左にスルーパス。これに郷家が抜け出すと、後ろから相手DFに倒されてPKを獲得する。これをキッカーのアンドレス・イニエスタが冷静にゴール右に決めて、神戸がスコアを3-2とする。

ところが、名古屋も一歩も引かない。77分、ボックス左で相馬が仕掛けてクロスを送る。これが相手DFに当たってファーサイドにボールが跳ねると、ジョーが頭で中央に折り返し、ゴール前の中谷がヘディングシュート。ボールは右ポストに当たり、ギリギリのところでGKキム・スンギュがかき出したが、ゴールラインを割ったとの判定で三度、名古屋が追いつく。

壮絶な打ち合いとなった一戦。すると80分、神戸に4点目のチャンスが訪れる。最終ラインでパスコースを探すジョアン・シミッチからウェリントンがボールを奪取。こぼれたボールをダビド・ビジャが拾い、そのままボックス内に侵攻すると、飛び出したGKランゲラックに倒されてまたもPKを獲得する。これをダビド・ビジャ自らが決めて4-3に。これでダビド・ビジャは得点ランキングトップに並んだ。

さらに神戸は87分、最前線で西から縦パスを受けた小川がワンタッチでの反転を試みると、ジョアン・シミッチが足を滑らせる。そのまま小川はボックス右に持ち込んで豪快に右足を振り抜き、ゴール右上へと蹴り込んで、5-3と名古屋を引き離した。

その後、神戸は猛攻を仕掛けた名古屋に押し込まれたが、最後まで耐え凌ぎ、試合終了。5-3の乱打戦を制した神戸が5戦無敗。一方の名古屋は6戦勝利となった。