シュピーゲル紙が伝えたところによればヘルタでは、ラース・ヴィンドホルスト氏が持つTennor社が、2段階に分けて総額1億2500万ユーロを投じる形で、現行では再上限となるヘルタBSC GmbH & Co. KGaA の株49.9%を取得することになるようだ。

 そこで手に入れた金額を選手獲得へと投じたいと、ヘルタ側は考えており「中期的に国際舞台に立つというチャンスが高まることになる」と、記事のなかでマネージャーを務めるミヒャエル・プレーツ氏はコメント。さらにインゴ・シラーCFOも「新次元」との言葉を用いて、この新たなパートナーシップが「このクラブの価値を示した」ことへの喜びをみせた。

 かつて「天才少年」とも言われた、現在42歳のヴィンドホルスト氏は、すでにヘルタに対して大きなプランを思い描いているところであり、「ヘルタはロンドンやマドリードのように、真の「ビッグ・シティクラブになる可能性がある」と述べている。

 なお今回の契約に伴い、ヴィンドホルスト氏のもつ企業から2名が相談役会会員になるようだが、ただ競技面における決定力を有するわけではないとのこと。まだヘルタ側からの発表はないが、シュピーゲル紙では、ブンデスリーガの歴史の中で最大規模の契約だとして報じた。