レバレジーズは6月27日、看護師を対象にした「キャリアに関する意識調査」の結果を発表した。調査は5月28日〜6月13日にかけてネット上で行い、960人から回答を得た。

自身のキャリアについて悩みが「ある」「どちらかといえばある」という人は81.7%。悩みの内容は、

「子どもがいるためキャリアを積みにくいのではないか」
「職場でのパワハラ」
「仕事の割に給料があっていない」

など、人間関係、給与、結婚や出産などライフステージの変化を含む今後のキャリアに関するものが多かった。

「ずっと看護師を続けたい」理由1位は「看護師の仕事が好きだから」


明確なキャリアプランの有無を聞いたところ、「ある」「どちらかといえばある」と回答したのは29.7%で、約7割の人がキャリアプランを持っていないことがわかった。勤務先別でキャリアプランの有無を見ると、持っている人が多かった順に介護施設(37.7%)、訪問介護ステーション(35.3%)、病院(31.1%)、クリニック(23.9%)、となっていた。

キャリアについて悩んだ時に欲しい情報は「他の人からの経験談」が一番多く、相談相手が欲しいという意見もみられた。

今後、ずっと看護師を続けていきたいか聞いた。「続けたいと思う」(とても思う、そう思う、どちらかといえば思う)が75.7%、「わからない、どちらでもない」が18%、「続けたいと思わない」(全く思わない、そう思わない、どちらかといえば思わない)が6.3%となった。

続けたい理由として最も多かったのは「看護師の仕事が好きだから」。他にも「患者さんと接するのは楽しい」、「女性も活躍できる職業だから」、「世の中になくてはならない職業だと思うから」など、やりがいに関する理由を挙げる人が多かった。