インド・パンジャブ州アムリツァルで自撮りをする人々(2018年1月1日撮影、資料写真)。(c)NARINDER NANU / AFP

写真拡大

【AFP=時事】過去十数年の間に世界的な現象になったセルフィー(自撮り写真)だが、自撮り行為はサメの襲撃よりも5倍危険だという研究結果がインドの医学誌に掲載された。

 スマートフォンの機能が向上し、自撮り棒で撮影できる角度が広範になったことから、人々は完璧な写真を撮るためにさらに大きなリスクを犯そうとするようになり、自撮りによる死亡率は毎年徐々に増加しているという。

 医学誌ジャーナル・オブ・ファミリー・メディシン・アンド・プライマリー・ケア(Journal of Family Medicine and Primary Care)によると、2011年10月から2017年11月の間に世界で少なくとも259人が自撮りをしている間に死亡した。一方、同期間中にサメに襲撃されて死亡したのは50人だったという。

 自撮りを頻繁にするのは女性だが、危険をより冒しやすいのは若い男性で、自撮り死亡率全体の4分の3を占める。死因には水死、衝突、落下、発砲事故などがある。

 総人口が13億人を超え、普及している携帯電話が8億台に上るインドは、自撮り行為で死亡する人の数が159人と世界で最も多く、世界全体の自撮り犠牲者数の半分以上を占める。

 インドでは、自撮りをしていた若者グループが電車にひかれたり、シャッターを切る瞬間にボートが沈んで水死したりした事例がある。

 自撮り中の事故があまりにも増加したため、インド政府は街中に「自撮り禁止ゾーン」を設置する対策を講じた。商業都市ムンバイだけでも現在、16か所に設置されている。

【翻訳編集】AFPBB News