千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死し、傷害ほう助罪に問われた母親のなぎさ被告(32)に対し、千葉地裁の小池健治裁判長は懲役2年6か月保護観察付き執行猶予5年を言い渡した。

判決では、夫の勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=による心愛ちゃんへの執拗、非情な虐待を認識しながら、食事を与えず、冷水を浴びせるなど虐待を手伝ったと非難したが、夫からDVを受け抵抗できなかった点も考慮できるとした。

求刑より重い懲役

小池裁判長は最後に、「心愛と書いてみあさんと名付けたことや沖縄で元気に小学校に通っていたこと、それらあなたが思い返さないと心愛さんが不憫でならない。刑務所に入れることも考えましたが、心愛さんにしたことを思い返し自省と反省の日々を送って下さい」と話しかけ、なぎさは「はい」とうなずき法廷を後にした。

日本テレビ解説委員の下川美奈は「求刑の2年より重い懲役2年6か月とし、最長5年の執行猶予を付けたのは、罪の重さをしっかり認識しなさいというメッセージだと思います。判決では母親としても自立心のなさも指摘されています。今後、そこの部分を周りの人がサポートすることが大事ですね」