日本1-2オランダ
【得点者】日本=長谷川(43分) オランダ=マルテンス(17分・90分)
【警告】なし 【退場】なし
【Player Of the Match】リーケ・マルテンス(オランダ)

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[女子W杯ラウンド16]日本1-2オランダ/6月26日(日本時間)/ロアゾン・パルク
 
なでしこジャパン 6.5
コンパクトなブロックを敷いて、相手のスピードに対抗。相手のウイングとインサイドハーフとの連係を断ち切った。相手の鼻先でボールを滑らせて食いつかせ、足を止めることにも成功した。終盤は、ほぼ一方的な展開に持ち込み、得点チャンスを山のように築いた。ほぼ唯一にして最大の減点材料は、ノックアウトステージで最も必要とされる勝利を手に入れられなかったこと。第三者としてスタジアムを訪れたレンヌの観衆は、なでしこジャパンに「8」を贈っていた。
 
GK
18 山下杏也加 6
ボールが流れるピッチ条件で、ライン裏へ蹴られたボールへ正確な対応を続け、同点直後のミーディマのシュートを防ぐなど、この日もスーパーセーブが出た。ディフェンダーを動かすことを得意としているだけに、セットプレーからフリーで打たれた1失点目は悔いが残りそう。
 
DF
3 鮫島 彩 6.5
ファン・デ・サンデンとのマッチアップを、ベテランらしく確実なポジショニングで凌ぎ、前にいる長谷川の自由度を広げた。今大会も4試合で重責を全うし、その存在感は大きかった。
 
4 熊谷紗希 5.5
ラインを上下動させ、コンパクトな陣形をコントロール。裏に向かって蹴り込まれるボールは、足を伸ばしてことごとくからめとった。終了間際に不可避のPK献上。大きな失意に耐えられるであろう、彼女のところで発生したのが、不幸中の幸いか。
 
5 市瀬菜々 5.5
同展直後、ミーディマに正面から破られ、シュートを打たれた。つなぎの中でも不安定な場面が散見された。いっぽうでチームを救う好プレーもあり、ペナルティエリア内でも勇気を持ってボールを保持した。評価が難しい。
 
22 清水梨紗 7
対面するマルテンスに2ゴールが記録されたが、それはコーナーキックとPKによるもの。自身のマッチアップ時には主導権を握り、ほとんど仕事をさせなかった。なでしこデビュー戦がオランダ戦。当時の借りを返したかったが……。
 
MF
14 長谷川唯 7.5
左サイドで先発。守備ではオランダのインサイドハーフをケアして、右ウイング、ファン・デ・サンデンを孤立させた。攻撃面でも岩渕と相性の良さを見せ、しっかり機能。課題とされてきたチームを助けるゴールを、しっかりとゲット。いよいよ頼れる選手になってきた。
 
6 杉田妃和 7
前線のフォロー、チャンスメイク、そして相手カウンター時のスペースカバーまで、幅広い活躍を見せた。三浦とのダブルボランチは日ごとに成長。もっと上のラウンドで見たかった。
MF
17 三浦成美 7
守備面で労を惜しまず、多くの局面に顔を出してチームを助けた。このゲームでは前目のポジションでもリンクマンとしての才能を発揮。一戦ごとに成長していく姿は、このチームの象徴だった。
 
7 中島依美 6(72分OUT)
前半途中で、相手選手のヘディングを顔に食らうアクシデント。退場必至にも見える事故だったが、その後もプレーを続行。後半には、左足から強烈なミドルシュートを繰り出した。ベストの状態でプレーを見たかった。
 
FW
8 岩渕真奈 7.5(90+1分OUT)
中盤へ降りて組み立てに関わり、アタッキングサードでは、アイデア溢れるプレーで決定機を量産し、長谷川のゴールもアシストした。レンヌの観客を完全に魅了。岩渕がボールを持つたびに、意外性溢れるプレーを期待するスタンドからは、大きな歓声が起こった。
 
9 菅澤優衣香 6
効果的な動き出しとポストプレー、そして献身的な守備は、この日も味方を助けた。それでも悔いが残るのは得点に結びつけられなかったこと。前半のシュートチャンスは、完全に彼女の形にはまっていたのだが……。