印ベンガルールで警備に当たる警察官ら(2019年3月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州で、イスラム教徒の男性が拷問を受け、ヒンズー教の合言葉を唱えることを強制された後に殺害される事件があり、警察は25日、11人を逮捕した。同国では同様の集団暴行事件が相次ぎ、波紋を呼んでいる。

 事件では、被害者の男性(24)がリンチを受ける姿を捉えた動画がソーシャルメディア上で拡散。動画の中で男性は、ヒンズー教強硬派が広く用いる合言葉「ジャリ・スリ・ラーム(ラーマ神万歳)」を唱えることを群衆から強いられ、泣きながら懇願している。

 男性は、村人らから強盗を働いた疑いを掛けられ、柱に縛り付けられて、最長で12時間にわたって暴行を受けた。警察はまず男性の身柄を拘束し、その後病院に搬送したが、男性は22日に死亡した。

 地元警察署長はAFPに対し、「11人を逮捕した。また、事件について上司への報告を怠り、自分たちだけで処理しようとした警察官2人も停職処分にした」と明かした。

 報道によると男性の妻は、夫が大けがをしていたにもかかわらず、あえて病院ではなく勾留施設に留置したとして、警察を非難している。

【翻訳編集】AFPBB News