ブンデスリーガ初年度となった昨季に、10得点4アシストをマークしたベニート・ラマンに対しては、オフェンスの補強を目指すFCシャルケ04が関心をしめしているところだが、しかしながら移籍成立の一報はいまだ聞こえてきてはいない。「そんな報道には驚くね。合意なんてまったく口にもされていない言葉だよ」と、デュッセルドルフにてマネージャーを務めるプファンネンシュティール氏はコメント。「ベニートはちゃんと、シーズン最初の練習に参加することになるだろう」と言葉を続けた。

 さらにレットガーマン代表も同様に、「移籍が成立するためには、まずベニート自身が移籍の希望をしっかりと伝えること。そして市場価値にみあった移籍金額が提示されないことにはね。伝えられている900万ユーロなんて金額は、確実に見合ったものとはいえないと思うよ」と述べている。

 逆にシャルケからみれば、24歳のベルギー人の獲得には、さらに金銭面での上乗せが求められるといえるだろう。特に現在はシャルケでは、クラブ史上最高額で獲得したブレール・エムボロに対して、ボルシア・メンヒェングラードバッハからの関心が伝えられているところであり、その金額次第ではラマンの獲得にもあてることができるはずだ。