2013年にエジプト大統領の座を追われ、裁判に出廷中だったモルシ元大統領が6月17日、心臓発作で突然死した。イスラム主義組織「ムスリム同胞団」出身のモルシを支援したトルコでは18日、死を悼む人々がイスタンブールに集結(写真)。急死の真相解明を求めたが、モルシを追放したシシ政権が応じる気配はない。

<2019年7月2日号掲載>


※7月2日号(6月25日発売)は「残念なリベラルの処方箋」特集。日本でもアメリカでも「リベラル」はなぜ存在感を失うのか? 政権担当能力を示しきれない野党が復活する方法は? リベラル衰退の元凶に迫る。

ニューズウィーク日本版編集部