片寄涼太、初の海外映画祭参加 最優秀作品賞受賞に喜び「素晴らしい出来事に巡り会えた」
『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督の最新作『きみと、波にのれたら』が23日、中国で開催中の第22回上海国際映画祭で、アニメーション最優秀作品賞にあたる金爵賞 アニメーション最優秀作品賞を受賞した。
映画祭に参加するため現地入りしていた港役の片寄涼太が授賞式に出席し、トロフィーを受け取った。
片寄は「(トロフィーを)湯浅監督に早く渡したいですね。授賞式では日本から代表して来させていただいている立場だったので少しでも失礼のないようにというか、丁寧にお礼の気持ちをと思い檀上に上がらせていただきました。監督はじめ制作スタッフのみなさまとご一緒させていただいて、主題歌も担当させていただいて、その縁がこうして形になったので、自分というよりスタッフのみなさんがここ上海に連れてきてくださったと思いますし、やっぱり湯浅監督の喜んだ顔を生で見たいですね。うれしいです。日本に帰ったらこれを監督に届けたいなと思います。その時は素敵な乾杯でも出来たらいいなと思います」と喜びを噛み締めた。
GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーにはテレビ電話で報告したといい、「すごく興奮した様子で大盛り上がりで喜んでいたので、メンバー孝行になったかなと、うれしいです」と話した。
今回、海外映画祭初参加となった片寄。授賞式の前には公式上映会で集まった約1,000人のファンに向かって舞台挨拶を行なったほか、レッドカーペットイベントにもタキシード姿で登場した。
「自分の人生において信じられないような素晴らしい出来事に巡り会うことができました。レッドカーペット歩かせていただくのも初めてですし、元をたどれば声優に挑戦させていただくのも初めてだったので、素敵な思い出をいただいて感謝しかないです」と感激した様子だった。
『きみと、波にのれたら』は海辺の街を舞台に描かれる感動の青春ラブストーリー。消防士の雛罌粟港(ひなげし みなと)役の声を片寄、大学入学を機に海辺の街へ越してきた、サーフィンが大好きな向水ひな子の声を川栄が担当するほか、港の妹でぶっきらぼうな性格の高校生・雛罌粟洋子(ひなげし ようこ)役を松本穂香、港の後輩で新人消防士の川村山葵(かわむら わさび)役を伊藤健太郎が務める。現在、全国で公開中。