会見に出席した日本代表の森保一監督

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 日本代表の森保一監督は23日、グループリーグ第3節エクアドル戦が行われるミネイロンで公式会見に出席した。

 以下、森保一監督の公式会見要旨

●森保一監督

――南米以外のチームの出場が批判されることもあるが。

「ベネズエラやパラグアイの監督がコメントしていることを今聞きました。批判的な意見というのは、私にはどう返していいか分かりません。我々チーム、スタッフ、選手はこの大会に参加できると聞いた上でチームを編成しているので、試合に向けて集中してチーム作りをする、コンディション作りをして勝利を目指して戦うことをやっていきたいと思う。おそらくメンバーとして、若い選手が多いということがポイントだと思うが、これは大会に入るとき、1試合目の前の会見で話したが、我々にはコパ・アメリカに参加することで、チームとしての選手の拘束力がなく、クラブからすれば派遣の義務がないことで、名前としたら例えば長友や吉田、大迫がいないということで、現在の日本代表の中心はいないかもしれないが、それは拘束力がないということと、招集の義務はないという部分で、招集について打診はしたが叶わなかったというところ。現在の日本代表で最強ではないかもしれないが、我々が招集できる条件の中でベストな選択として、監督としては自信を持って選手をつれてきた」

――勝たなければならないエクアドル戦の試合の進め方。

「戦い方としては変わらないということで、試合に入れればなと思う。最低でも勝ち点1という話はしているが、勝利を目指した上で勝ち点を1でも拾っていくというところなので、これまでの2試合同様、敗戦と引き分けだったけど、両方勝ち点3を目指していこうということで、選手たちには話しているし、試合には送り出しているので、選手たちには勝利を目指して戦うことを明日の試合でもやってほしい。勝つことを結果的にやっていかないといけないが、そればかり意識して、内容のところが、プロセスがおろそかになると勝つことが非常に難しくなると思いますので、我々が勝つために必要なことをしっかりとやるということ、勝つ確率が少しでも高くなるプロセス、内容を求めて戦えればと思っている。まず選手たちには落ち着いて、自分たちがやるべきことに目を向けてやってもらえればと思う」

――エクアドルの印象。

「エクアドルは非常に個の能力が高くて、激しく、厳しく戦ってくるチームで、攻撃が非常に速くて危険なチームだと思っている。エクアドルは守備では激しく戦ってくると思うし、そこのプレッシャーをどう回避するかを考えたいと思っている。攻撃は縦に早い危険な攻撃をしてくるので、そこをまずはしっかり止めつつ、我々の良さを出していきたいと思っている。エクアドルのメンバーは第1戦から2戦目にかけて6人を入れ替えていて、どういう選手構成になるかは予想できない。ただし、個々の能力が非常に高いチームだと思うので、誰が出てきても最大限の警戒をして、戦うということ。我々は対戦相手がどこであっても、対戦相手に敬意を払いながら、我々ができることを最大限発揮していくこと、その考えを明日の試合にもぶつけたいと思う」

――3試合目でさらにチームを良くするポイント。

「まずは我々がより良い戦いをするために、攻守に全員が関わっていくこと、そしてお互いの距離感をよくすること、ウルグアイ戦でも選手たちが示してくれたように、さらにクオリティーを上げてやっていかないといけないと思う。そして、相手が違うので、相手のどの部分がストロングなのか、ウィークなのかを今日の練習でも準備するが、試合の中で選手たちが判断して、対応力を持って、優位に試合を進めてほしいと思う。まず大事なのはすべての試合において、チームが一丸となって、タフに粘り強く戦い抜くこと。相手は本当に激しく厳しく戦ってくるので、判断を早くしてお互いの連係、連動を高めていくことが必要だと思う」

――エクアドル戦で招集している選手をなるべく多く起用したいか、ウルグアイに引き分けた2戦目がベースとなるのか。

「選手の起用については、勝利するために、より確率が高いと考えられる選手を送り出したいと思います。ベースとなるのはウルグアイ戦の選手がベースになっていくと思っています」

――勝てば自力での突破。終盤の戦い方。

「そこは状況によって選手たちが判断するところだと思うし、ウルグアイ戦で終盤に押し込まれることが多かったけど、そこで粘り強く相手の攻撃を止めながら攻撃に移っていくことを、試合の流れに沿ったことをやってくれたので、明日の試合も終盤、特に疲れが出てくるときに、どういう形で戦っていくか。守るべきときは守っていく、攻撃に出なければいけない時は攻撃に出るというところを、バランス考えて対応してほしいと思う。ただし、ウルグアイ戦の終盤の20、30分、選手たちが相手の圧力に対して耐えてくれたのは評価すべきところだが、もっとボールを動かして、つなぎながら、攻撃に打って出ることも終盤の中でできたと思う。試合の序盤、中盤では相手が困るような攻撃を、しっかりボールをつなぎながら、背後に出ていく、崩していくということ、得点でも見られたようにできていたことをできれば、試合の終盤まで1試合を通してできるようにトライしてほしいと思う」

――ウルグアイ戦のチームがベースになると言ったが、久保はスタメンで出るのか、どういう扱いにするのか。

「明日の試合はまずはグループリーグを突破するために、我々は勝つために戦うことをチームでやっていければと思っている。久保の起用については、今日の練習を見て最終的に決めるが、チリ戦の彼のパフォーマンスを見てもらえたと思うが、十分にスタメンで出るだけの力を持っている選手なので、今日の練習を見て決めたい」

――ウルグアイ戦の先発メンバーは2日連続リカバリーだったが。決勝トーナメント以降のことも考えているのか。

「まずは明日の試合に向けて、チームとしてベストなコンディションを作るためにこの2日間のトレーニングでは時間を使った。もちろんグループリーグ突破した先のことを目標に持ってやりたいが、1戦1戦すべてを出し切って戦うということで、明日の一戦に我々が今できるすべてをぶつけたい。そういった意味では、次のことを考えずに明日のエクアドル戦にチームのできることをすべてぶつけられるようにしたい」

――エクアドルは敗退が決まりかけていて失うものはないが。

「今日の試合も含めて考えることになると思う。それはエクアドルにしても、我々にしても同じだと思っている。エクアドルのモチベーションが明日の試合でどうなのかということは、一つ我々が戦う姿勢、モチベーションの中には外して、我々が明日の試合に勝って勝利をつかめむことだけに集中して戦いたいと思う」

(取材・文 折戸岳彦)