日本代表MF松本泰志(広島)

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 2試合を終えてピッチに立つ機会を与えられていない。だが、日本代表MF松本泰志(広島)は、グループリーグ第3節エクアドル戦でいつ出場機会が訪れてもいいように「良い準備をし続ける」と意気込んだ。

 東京五輪世代の代表チームでは、立ち上げ当初からメンバーに名を連ねた松本は、徐々に存在感を高めてボランチの主軸にまで成長。20試合出場は中盤の選手としては最多となり、森保一監督の信頼の厚さを感じさせる。だが、コパ・アメリカではA代表のMF柴崎岳(ヘタフェ)が軸となり、その相棒は守備面に秀でたMF中山雄太(ズウォレ)とMF板倉滉(フローニンゲン)が務めてきた。

 柴崎については「バランスを取ることがうまく、リスク管理もすごい。クオリティー的には全然上」と語り、同じ東京五輪世代の中山、板倉については「球際の部分や守備面がすごい」と答える。だからこそ、「違う色を出していかないと、この先戦っていけない」と感じているようだ。

「守備の部分も負けないくらいできると思っているけど、攻撃の部分では負けないところを見せられると思う。攻撃参加とかダイナミックな動きや裏への抜け出しなど、そういう面を表現しないといけないと思うので、与えられたチャンスをしっかりモノにしたい」

 ここ最近、東京五輪代表では試合に出るのが当然という立場だった。久しぶりにベンチを温める時間が増え、「自分が実力不足なだけだけど、やっぱり悔しいし、今までにないくらいの緊張感と危機感がある」と表情を引き締める。与えられた出場機会で自らの存在価値を改めて証明するためにも、黙々と準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)