閉館した東京タワー水族館のブログが今も更新中、なぜ? 中の人が全国の引取先を訪れ魚たちの近況報告
昨年閉館した東京タワー水族館のブログが今年になっても更新されている。その内容にスタッフの愛情があふれているとTwitterで注目を集めている。
東京タワー水族館は、世界初の観賞魚水族館として東京タワー1階フットタウンに1978年4月開館。約900種類・5万匹もの生き物を展示していたが、経営難により昨年9月、惜しまれながら40年の歴史に幕を閉じた。
東京タワー水族館のブログでは閉館後の昨年11月、全ての生き物を他の施設に引き渡すことができたと報告。これで水族館としてのブログ更新が終了と思いきや、今年になってもブログの更新が続いている。その内容は、全国の水族館や学校に引き渡した生き物の暮らしぶりを届けるというもの。「しながわ水族館」や「さいたま水族館」「箱根園水族館」など関東近郊はもちろん、「鳥羽水族館」「アクアトト・ぎふ」など全国11施設に赴き、元気に暮らしているかなど東京タワー育ちの生き物を細かくレポートしている。
閉館してもなお、生き物の暮らしぶりを気にかけ引取先を訪問するスタッフに対しTwitterでは、「素晴らしい水族館スタッフだ!泣けてくる」「仕事にも魚にも愛が溢れてる」「愛されてる幸せな生き物たちに会いに行きたくなった」と称賛する声が多数。写真を付けて「この子の行き先をしりたいです」「この子どこにいますか?会いたいです。」といった問い合わせも寄せられている。
ご無沙汰しております🙋♂️みなさんお元気でしょうか?🐡東京タワー水族館の生き物達は全国に引っ越して行きました!どこに行ったか、まもなくご報告できそうです。しばしお待ちを…😊
— 東京タワー水族館(でした) (@TTA_info) 2018年11月5日
まずはしながわ水族館さん!グリーンモレイを始めとする海水魚たち。グリーンアロワナ、アカメ、オオウナギ、デンキウナギ、オキシドラスたちが引っ越しました💁♂️ pic.twitter.com/Dc2nfOenA5
— 東京タワー水族館(でした) (@TTA_info) 2018年11月5日
北里大学海洋生命学部 北里アクアリウムラボさんには、ポリプテルス・エンドリケリーを始めとするポリプテルスチーム、アミア・カルヴァ、ウーパールーパーたちが引っ越しました! pic.twitter.com/8dwxAQGiC3
— 東京タワー水族館(でした) (@TTA_info) 2018年11月5日