利き足とは反対の右足で代表初ゴールとなる先制点を決めるMF三好康児

写真拡大

[6.20 コパ・アメリカGL第2節 日本2-2ウルグアイ ポルトアレグレ]

 強豪からの鮮やかな2得点でその名を世界へアピールした。日本代表にはMF三好康児(横浜FM)がいる。フレッシュかつサプライズなプレーでチームに勝ち点1をもたらした。

 まずは前半25分、自陣左サイドからMF柴崎岳が出したロングパスを受けると、ドリブルでPA内右に進入。縦に仕掛けてDFディエゴ・ラクサールをかわし、利き足とは逆の右足でニアサイドを破った。

「相手が前に圧力をかけてきたあとはサイドが空くというイメージがあった。(柴崎)岳くんとうまく合わせてボールを受けることができたので、狙い通りでした」

 右足でのシュートには伏線があった。前半14分、右サイドから中に切れ込んで左足でシュートを打っていたのが効いた。「1本目に中に入って左で打って大きく外したのがあった。あそこで左だったことで、相手も詰めてこなかった」。代表初先発で初ゴール。相手の逆を突き、見事な先制弾につなげた。

 1-1の同点で迎えた後半14分にはDF杉岡大暉の左クロスが相手GKに弾かれたところに詰め、左足で押し込んだ。2-1と再びリードを奪う勝ち越し点。まさに驚きの2得点だった。

 後半21分から途中出場し、A代表デビューを果たした17日のチリ戦(●0-4)でも好機をつくるシーンはあった。初先発となったこの日もその流れを継続。「チリ戦からボールを引き出せるイメージはあったし、引き出してから何をするかはイメージしていた」と胸を張る。

 惜しむらくは2度のリードを生かし切れなかったことだが、0-4と大敗を喫したチリ戦から中2日で修正したことへの手応えはある。「最初は前から行くこと。行きすぎずに相手を止めること。そこからもう一度攻撃に出て行くところ。そのあたりはチームで考えを共有できていた」。2-2の引き分けで勝ち点1を手にしたことについては「最低限」と言った。

「勝ち点3を取れる試合だったと思うので、試合運びは反省しなければいけない。こういう舞台で得点を取れて、勝ち点1を取れたのは自信になるが、もう一つ先を目指していく上では勝てなかった部分を反省しなければいけない」。すぐに24日のエクアドル戦へ気持ちを向けた。

(取材・文 矢内由美子)