先発出場した岡崎はドローに手応えを感じつつも、ノーゴールの自身の結果に不満を漏らした。(C)Getty Images

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 日本代表は現地時間6月20日、ブラジルで開催されているコパ・アメリカでウルグアイと対戦。2−2のドローに終わった。

 25分に三好康児のゴールで先制すると、10分後にPKを決められるも59分に再び三好の得点でリードを奪う。結果的にその後CKから失点を喫して同点とされるも、優勝候補の一角にも挙がる強豪国に負けず、勝点1を獲得した。
 
 2トップの一角で先発出場した岡崎慎司は「やっぱり相手の重圧みたいなものはあって、何度も嫌な雰囲気が漂った。前線の選手はすごく怖かったなと。ディフェンスが引かざるを得ない状況を作らされた」と、試合展開を振り返る。
 
 岡崎はやはり、特にエディンソン・カバーニとルイス・スアレスという世界屈指の2トップの醸し出す迫力にプレッシャーを感じずにはいられなかったという。
 
 それでも「それを耐え切って引き分けに持っていけたのは収穫だったと思います」と、なにより負けなかったことに手応えも感じているようだ。
 
 一方で、得点を奪うチャンスが度々ありながら3点目を奪えなかったのは反省点。「欲を言えばセットプレーとかで追加点が取りたかった。PKは厳しい判定だったと思うけど、勝てた試合なのは間違いなかった」と、二度のリードを追いつかれた展開を悔やむ。
 
 もちろんFWの岡崎自身にとっても、ノーゴールという結果を振り返れば満足できるものではない。「僕自身、最初の一発目とかチャンスはあったし、決められるところはあった。そこは反省しなければいけない」と語る。
 
 ただし、初戦のチリ戦(0−4)に比べ、ウルグアイを苦しませたこの日の日本は明らかに成熟度を増していた。「チームとしてチリ戦も悪くなかったけど、より整備されたサッカーができた。次の試合もより良くなるはず」と岡崎が言うように、次のエクアドル戦の日本代表は、さらに成長した姿を見せてくれるかもしれない。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部

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