県内の宿敵・真岡を撃破しや矢板中央が、2年連続のインターハイ行きを決めた。写真:滝川敏之

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 6月20日、インターハイ(高校総体)の栃木予選決勝が開催され、矢板中央が真岡を3−0で下し、本大会行きを決めた。
 
 前半2分(40分ハーフ)にリスタートから長江が先制点を挙げた矢板中央は、序盤から主導権を掌握。真岡の分厚いポゼッションに堅固な守備で対応し、鋭いカウンターで好機を創出していく。前半33分に長江の折り返しを多田が決めてリードを2点に広げると、前半アディショナルタイムにもふたたび多田が真岡のミスを見逃さずに追加点。一気の畳みかけに成功した。後半は真岡の攻勢に晒される時間帯があったものの凌ぎ切り、見事クリーンシートで快勝。2年連続9回目の夏制覇を飾っている。
 
 インターハイはこれまでに47校が出場権を獲得し、初出場は専大北上(岩手)の1校のみ。残るは東京、神奈川、埼玉の3都県・5枠で、6月23日にすべての代表校が出揃う。女子はこれまでに12校の出場が決まっており、今週末に東北と東海の両地域でそれぞれ2代表校が確定する。
 
 今年度のインターハイは南九州で行なわれ、サッカー競技は男女ともに沖縄県内で開催される(7月25日開幕)。男子は埼玉、千葉、愛知の出場枠が2から1となり、全52チームが参加。女子は例年と変わらず16チームで、各地域大会に割り振られた出場枠を争う。なお本大会の組分け抽選会は6月29日に開催される予定だ。
 
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
 男子の出場校および都道府県別の決勝カード&日程と、女子の出場校および地域大会日程は以下の通りだ。

【令和元年度インターハイ(高校総体)・男子出場校一覧&予選決勝日程】
北海道  札幌一(9年ぶり7回目の出場)
     北海(2年連続9回目の出場)
青 森  青森山田(20年連続23回目の出場)
岩 手  専大北上(初出場)
宮 城  聖和学園(8年ぶり3回目の出場)
秋 田  秋田商(2年ぶり34回目の出場)
山 形  羽黒(2年連続9回目の出場)
福 島  尚志(10年連続12回目の出場)
茨 城  水戸商(8年ぶり23回目の出場)
栃 木  矢板中央(2年連続9回目の出場)
群 馬  前橋育英(3年連続16回目の出場)
埼 玉  決勝/6月23日(日) 西武台vs聖望学園
千 葉  日体大柏(33年ぶり2回目の出場)
東 京  準決勝(代表決定戦)/6月22日(土)※2枠
     帝京vs大成 駒澤大高vs國學院久我山
     決勝/6月23日(日)
神奈川  準決勝(代表決定戦)/6月22日(土)※2枠
     日大藤沢vs桐光学園 三浦学苑vs東海大相模
     決勝/6月23日(日)
山 梨  韮崎(6年ぶり30回目の出場)
新 潟  北越(12年ぶり3回目の出場)
富 山  富山一(3年連続28回目の出場)
石 川  星稜(8年連続27回目の出場)
福 井  丸岡(2年ぶり31回目の出場)
長 野  松本国際(2年連続4回目の出場)
岐 阜  帝京大可児(2年ぶり6回目の出場)
静 岡  清水桜が丘(4年ぶり2回目の出場)
愛 知  名経大高蔵(2年ぶり2回目の出場)
三 重  四日市中央工(4年ぶり29回目の出場)
滋 賀  近江(2年ぶり2回目の出場)
京 都  京都橘(2年ぶり5回目の出場)
大 阪  阪南大高(3年連続4回目の出場)
     関西大一(13年ぶり4回目の出場)
兵 庫  三田学園(4年ぶり2回目の出場)
奈 良  五條(13年ぶり3回目の出場)
和歌山  初芝橋本(3年連続16回目の出場)
鳥 取  米子北(12年連続15回目の出場)
島 根  大社(12年ぶり11回目の出場)
岡 山  作陽(2年連続23回目の出場)
広 島  広島皆実(3年ぶり15回目の出場)