鼻を骨折しながらも力投するナショナルズ先発のシャーザー

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◆ サイ・ヤング賞3度、11年連続規定投球回超え

 ナショナルズのマックス・シャーザー投手(34)が19日(日本時間20日)、鼻を骨折したままフィリーズとのダブルヘッダー第2戦に先発し、7回4安打10奪三振無失点の快投で6勝目(5敗)を挙げた。

 前日の試合前、バント練習中の自打球が顔面を直撃。鼻を骨折し、当初は登板を回避すると見られていたが、11年連続規定投球回クリア中の右腕は登板を直訴。痛々しい赤あざを残しながらもマウンドに上がった。

 試合が始まるといつも通りの投げっぷり。同地区でプレーオフ進出を争うフィリーズ打線を7回無失点に封じた。今季16度目の先発で早くも100イニングをクリア。106回1/3は現在リーグ1位で、6年連続200イニング超えへ視界良好だ。

 ナショナルズは2−0で接戦を制し、6−2で勝利したダブルヘッダー第1試合に続き2連勝。シャーザーは今季6勝目を手にし、防御率は2.62となった。