日本代表GK大迫敬介(広島)

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 今季Jリーグが開幕してからの4か月間で起きている劇的な変化に、心地よい驚きを覚えている。代表デビューを飾った初戦のチリ戦に続いて先発出場が濃厚なGK大迫敬介(広島)はウルグアイ戦を翌日に控え、「(4か月前は)全然想像していなかった」とはにかむような笑みを浮かべながら、「でも、積み重ねてきた結果だと思っている」と胸を張った。

 チリ戦でFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・U)やMFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)のシュートを受けたのに続き、ウルグアイ戦ではFWルイス・スアレス(バルセロナ)とFWエジソン・カバーニ(パリSG)という世界的なストライカーと対峙することが予想される。「世界でもトップレベルの選手たちなので、いろいろなところからシュートが飛んでくると思う。日本にはいないタイプの選手。そこはすごく楽しみ」と目を輝かせている。

 有力選手はもちろんのこと、“コパアメリカ”という大会そのものにも鍛えられているようだ。「レベルが上がるにつれて、いろいろなシーンが増えてくる。いろいろなところからシュートが飛んで来るし、クロスが上がってきたりするので、そういうのを処理する中で自信がついてくる。難しいシチュエーションのときに自分の中で試行錯誤しながらトライし続けていることで、ものすごく成長している感覚がある」。

 広島ユースからトップチームに昇格し、プロになってから1年目の昨年は公式戦出場機会が一度もなかった。しかし、日々のトレーニングで主力選手のシュートを受けながら成長した部分は大きい。中でも鍛えられたのは今季は山口でプレーしているFW工藤壮人。「工藤さんはシュートを打つときの駆け引きが凄いです」と話すことから分かるのは、彼と対峙することで対応力の幅が広がったという感触だ。

「今はすごく楽しいし、自分のプレーがどれだけ通用するかトライしていく中でわかる。課題や収穫を見つけながら1日1日整理しながらやっていきたいと思う」と言う。世界的ストライカーを封じて勝ち点奪取に貢献し、また一段、成長階段を上がっていくつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)