ゴールに迫る菅澤だが、得点には至らず。(C) Getty Images

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 女子ワールドカップは6月20日、グループリーグ第3戦が行なわれ、なでしこジャパンこと日本女子代表はイングランド女子代表と対戦。なでしこジャパンは0対2で敗れ、グループ2位通過となった。

 グループリーグ最終戦は、ここまで2勝で首位のイングランドに対し、日本は1勝1分けの2位。首位通過を懸けた一戦となった。

 試合は立ち上がり、イングランドの前線からの圧力に対し、日本も前線の岩渕真奈、横山久美らにボールを集め素早い展開で対抗する。しかし14分、自陣でボールを奪われた日本は、イングランドFWのホワイトに最終ラインの裏に抜け出され、ゴールネットを揺らされてしまう。

 1点をリードされた後、日本はリズムの悪い時間帯が続いたが、前半も終盤に差し掛かると、徐々にイングランドを押し込み始める。しかし、前半は横山のクロスバー直撃のFKなどもあったが、得点を奪えず、1点ビハインドで折り返した。

 迎えた後半も立ち上がりこそ押し込まれた日本だが、三浦成美と菅澤優衣香の同時投入を機に反撃を開始。再三に渡り決定的な場面を作り出すが、決め手を欠き得点には至らない。すると84分、再びディフェンスラインの裏に抜け出したホワイトに一瞬の隙を突かれて追加点を許してしまう。イングランドが2対0とリードを広げる。

 結局、最後までゴールを狙った日本だが、ネットを揺らせず、0対2で敗戦。なでしこジャパンはグループ2位通過となった。

 決勝トーナメント1回戦では、6月25日にグループEの1位と対戦。オランダもしくはカナダとの対戦となる。