7回に2ランを放ち、コーチに迎えられる西武・中村=ナゴヤドーム

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● 中日 2 − 5 西武 ○

<2回戦・ナゴヤドーム>

 西武が逆転勝ちで3連勝。同点2ランに決勝2点適時打を放った6番・中村の活躍が光った。

 前夜18安打で16点を奪った西武打線だったが、この日は中日先発・大野雄に苦戦。6回までわずか1安打に封じられていたが、0−2と2点を追う7回、二死三塁の好機で、中村が同点となる11号2ランを右翼席へ運んだ。中村は「打ったのはツーシーム。打ててよかったです」とコメント。主砲の一発で同点に追いついた。

 2−2の9回は、一死満塁の好機で再び中村。続投した大野雄から左中間への2点適時打を放ち、西武は4−2と逆転に成功した。さらに8番・金子侑にも左前適時打が生まれ貴重な5点目。中村は一発を含む3安打4打点の大活躍だった。

 投げては先発の十亀が7回2失点と力投。白星こそ手にできなかったが先発の役割を果たした。勝利投手はピンチを凌いだ2番手・平井で2勝目(1敗)。9回は増田が11セーブ目(3勝1敗)で締めた。

 中日は大野雄が6回まで快投を見せたが、7回以降、中村に2度の痛打を許し、9回途中5失点で5敗目(4勝)を喫した。打線は8番・加藤の2打点でリードを奪うも、5回以降はゼロ行進。同点の8回は一死三塁の好機を作ったが、3番・大島が一ゴロに打ち取られたあと、二死一、二塁から5番・高橋は空振り三振に倒れた。